SENDAI光のページェント
は、1986年(昭和61年)から、毎年開催されている、仙台の
冬の風物詩。 実行委員会を中心とし、市民ボランティアが開催しているイルミネーション・
イベントとしては、日本国内でも、かなりの先駆例であり、かつ、20年以上も『市民主体』の
体制を維持しているため、神戸ルミナリエを初めとする、日本国内やアメリカなど国内外
からの問い合わせや、視察等を積極的に受けており、イベント運営方法や資金集めの
ノウハウなどを各地に伝える活動も行っている。

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今では、東京でも普通に開催されている、イルミネーション・イベントは、この
SENDAI光のページェントがお手本。 1981年(昭和56年)から開催されている、
さっぽろホワイトイルミネーションと並ぶ、2大先駆例であり、太平洋戦争後に、焼け野原と
化した、仙台市都心部の定禅寺通と青葉通のケヤキ並木に数十万にも上る数の
LED電球を取り付けて点灯する、日本屈指の規模のイルミネーション・イベントと
なっている。 開催期間は、毎年、12月初旬~31日まで。 毎年、25日には、市民
総出で、サンタクロースの格好をしてパレードを行う、『サンタの森の物語』が開催
されている。

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自治体等からの補助金があるものの、運営資金の半分以上を企業からの寄付と市民
からの募金によって賄っている。 光のページェント期間中に市内の各地に専用の
募金箱が設置される他、期間外においても、街頭募金や募金ライブイベントがある。
また、飲料1本に付き、設置者と自販機管理会社が1円ずつ計2円を募金する仕組みに
なっているユニークな自動販売機が仙台市内にある。

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サンタパレードを開催している縁から、20周年にあたる2005年(平成17年)には、
サンタクロース村があるフィンランド・ロヴァニエミ市が主催するクリスマス・シティ・
ネットワークに仙台市が加盟した。 2008年(平成20年)からは、けやきの立ち枯れ
問題等を踏まえて、イルミネーション電球をバイオマス発電によるグリーン電力によって
100%まかなっている。 2009年(平成21年)からは、総電球数の1/3(約20万球)を
消費電力が白熱球の約1/10であるLEDに置換し、17,000kWhまで使用電力を削減した。

2011年の東日本大震災により、このLED電球を保管している、仙台港付近の倉庫が
津波で電球ごと、流出したため、2011年の開催時には、全国からの資金援助とLED
電球の寄付を受け、かろうじて、継続して開催された。



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