福島第一原発の1号炉の屋根の取り外しが始まったという事で、久しぶりに自宅で
線量を計測したみたところ、0.14ミリマイクロシーベルトだった。 雨の日は、若干
線量が上がるので、普段通りの計測値でした。 

GE社製のこの1号炉は、元々実験用として建設したもので、事故を起こす前までは、
年に2~3回程度、しかも、年間のうち、数週間程度しか運転しておらず、それ以外の
期間は、常に冷却を余儀なくされるという、ハッキリ言って、単なるお荷物溶鉱炉だった。

それでも、アメリカに文句を言えないのは、やはり植民地だからなのでしょうか。
燃料棒は、今では、メルトスルーして、地中深くめり込んでいると思われます。
 
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原発の心配はするが、そこに住んでいる人たちの心配はしないという、エゴ丸出しの
この世の中。 福島の県知事の心配はするものの、原発で働く人たちや、その周辺の
市町村には全く関心がないという、かなり偏った状態となっているが、震災後、新幹線の
仙台⇔福島・郡山間の乗車率が、かなり上がったのは、家族だけ仙台に住まわせて、
旦那だけひとりで福島に通っているため。

100%東京電力の施設である福島第一と第二原発の電力は、100%関東へと送電
されているため、福島の人たちは、その電力を使っておらず、放射性物質だけを
散々ばら撒かれて、後は知らん振り。 今でも福島の火力発電所と水力発電所からは、
電力が関東へと送電されています。 それを主に使用しているのは、東京都です。

全く目に見えないものとの戦いとなるため、様々な憶測が飛び交っておりますが、
遠くに住んでいる人に限って、より大袈裟になるのは何故? 被災直後に、何人かの
海外在住の女性と何度も議論を交わした事がありますが、皆自分がそこに居るための
根拠が欲しいだけで、現実を見ていないと感じました。 放射性物質は、何でも
怖がれば良いのではなく、正しく怖がりましょう。

尚、福島よりも遥かに高い津波に襲われた女川原発が、とりあえず無事だったのは、
福島第一原発よりも、15メートル程高い場所にあったため。 福島第一原発も、
元々は山だったところをわざわざ切り崩して建設したため、こんな事故へと繋がり
ました。 但し、その女川原発も、全くの無傷だった訳ではありません。

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