日本最大級の初売りである、『仙台初売り』は、年初に行われる旧仙台藩領内の
古くからの伝統行事である。

『仙台初売り』は、仙台城下町からの伝統がある仙台市都心部の商店街で特に
盛大に行われている。 現在のイメージキャラクターは仙台四郎である。 景品の
中身はその年の干支にちなんだ置物やハンドタオル、近年では家電製品など。
江戸時代からの商習慣として国から認められ、特例として他地域より豪華な景品を
付ける事が可能になっている。 特例が適用される期間は3日以内で、正月(新暦)
または、旧正月(旧暦)に行う事が出来る。 全国的には、新年最初の営業日に
おける販売を初売りとするが、仙台では、豪華景品や特典を付けた商品を取り扱う
年初の期間を初売り期間とし、その期間における商習慣を『仙台初売り』と言う。

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豪華な景品や特典を付ける販売方法は、景品法に抵触し、不当廉売にもあたる
可能性がある。 しかし、公正取引委員会は、旧仙台藩領内などで見られる初売りは
伝統行事とみなし、特例として3日間以内で認めている。 すなわち、公正取引
委員会に認められた『仙台初売り』開催地域は旧仙台藩領内に限られ、また、
その地域内で『仙台初売り』の期間を4日間以上で案内している商店があった
としても、4日目以降は景品などについての特例は認められていない。

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毎年恒例の井ヶ田の茶箱
 
現在『仙台初売り』は、1月2日から3日間以内で開催されるのが一般的であるが、
郊外のGMSでは1月1日に通常営業を行い、1月2日から『仙台初売り』を行う店舗が
あったり、カーディーラーや住宅メーカーを中心に正月休み明けの最初の営業日
(1月4日など)から数日間を『仙台初売り』とする店舗も見られる。 また、冬服の
バーゲンセールが年々前倒しになってきた事もあり、近年はファッションビルを
中心に、1月2日に景品を多く付けた商品や福袋を販売の中心とする『仙台初売り』
とし、1月3日以降に値下げ商品を販売の中心とするバーゲンとする傾向も見られる。



『仙台初売り』は、旧仙台藩(旧一関藩含む)の領域で認められている事になって
いるが、旧仙台藩領域に含まれる岩手県北上市の一部、釜石市の一部、および、
福島県相馬郡新地町では、公正取引委員会が『仙台初売り』を実施することを
認めていない。 『仙台初売り』を実施可能な旧仙台藩地域とは、以下の自治体に
限られる。

【岩手県内】
気仙郡地域:大船渡市、陸前高田市、住田町
胆沢郡地域:奥州市、金ケ崎町
磐井郡地域:一関市、平泉町

【宮城県内】
全ての地域
ただし現在では、岩手県南や宮城県北では特例を適用した初売りは実施しておらず、
仙台都市圏を中心とした行事となっている。 

出典:Wikipedia: 仙台初売り

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