朝日カルチャーセンター横浜教室には、恐らく、日本で唯一ではないかと思われる、
マトリョミン講座なるものがある。 この耳慣れない、『マトリョミン』なるもの、一体何か
と言うと、ロシアの
入れ子型の木工人形であるマトリョーシカの中に、テルミンが入った
代物。

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さて、テルミンとは、何か?と言うと、1919年にロシアの発明家レフ・テルミンが発明した
世界初の電子楽器である。 テルミンの最大の特徴は、テルミン本体に手を接触させる
ことなく、空間中の手の位置によって音高と音量を調節することである。 テルミンは、
コンデンサを持つ高周波
発振器を二つ内蔵している。 二つの発振器のうち、片方の
周波数は固定されているが、
もう一方の周波数は可変である。

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楽器正面に向かって右側から垂直方向に伸びているアンテナは、音高を決める
『ピッチアンテナ』であり、
左側面から水平方向に伸びたアンテナは、音量を決める
『ボリュームアンテナ』である。 
ピッチアンテナに右手を近づけたり遠ざけたりすると、
演奏者とアンテナとの間に蓄えられる静電容量が変化し、これに伴って、周波数が可変
である方の発振器の周波数が変動する。

二つの発振器の周波数差からうなりを起こして可聴周波数を抽出し、増幅器、
スピーカーを介して
発音させる。 ボリュームアンテナに左手を近づけると音量が
減少し、遠ざけると音量が増大する。 また、左手を素早く上下動させることで、ある程度
スタッカート奏法が可能である。 さて、マトリョミンが何であるかが分かったので、早速
マトリョミンの演奏を聞いてみましょう♪



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