旧ソ連邦を構成していたモルドバ共和国で2020年11月15日、任期満了に伴う
大統領選の決選投票が行われ、親欧州派の野党「行動と連帯」のマイア・サンドゥ
党首(48)が暫定結果で57・75%の票を獲得し、初当選した。

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親露派の現職ドドン氏(45)の得票率は42・25%で、投票率は52・78%。
同国で女性が大統領に就任するのは初めて。 ドドン氏は選挙で不正があった
として、抗議運動を呼びかける可能性がある。

11月1日の大統領選では、どの候補も過半数の票を獲得できず、1位のサンドゥ氏と
2位のドドン氏が決選投票に進んだ。 モルドバは首相権限が強く、大統領の
決定には議会などの承認が必要。 議会はドドン氏の与党・社会党が第1党だが、
単独過半数を得ておらず、解散総選挙の可能性も指摘されている。

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タス通信によると、サンドゥ氏は「経済を立て直すために国を団結させる」と
勝利宣言した。 サンドゥ氏は教育相などを経て、2019年6月に社会党との
連立内閣で首相に就任したが、首相権限の強化案を巡り議会と対立して同11月に
退任し、ドドン政権の腐敗などを批判していた。 欧州連合(EU)との
関係強化を訴えており、対露関係が悪化する可能性がある。

【沿ドニエストル共和国】
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モルドバ共和国内のドニエストル川沿いには、ロシア寄りの未承認国家である
沿ドニエストル共和国があり、実質モルドバの支配を受けていないため、
ロシアとの関係が悪化すると、地政学的な危険性が増す可能性がある。

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