厚生労働省は、労働基準関係法違反で送検を行った日本企業を定期的に
ホームページ上で公開しているが、この『ブラック企業リスト』に新たに
数多くの企業が追加された。
2017年5月に厚労省によって初めて公開された通称『ブラック企業リスト』
だが、このリストには、日本郵便などの大手有名大企業等も名を連ねており、
かなり話題となった。
2017年8月15日、厚労省は、『ブラック企業リスト』に新たに約70社を追加したが、
ここには、アスベストの有無を事前調査せずに建物の解体作業を指示した
建設事業者(秋田県)、労働者1人に約16万円の賃金を支払わなかった食品事業者
(長野県)などがリスト入りし、公開当初、332社であったブラック企業は、
8月の更新で合計401社へと大幅に増加した。
ここには、アスベストの有無を事前調査せずに建物の解体作業を指示した
建設事業者(秋田県)、労働者1人に約16万円の賃金を支払わなかった食品事業者
(長野県)などがリスト入りし、公開当初、332社であったブラック企業は、
8月の更新で合計401社へと大幅に増加した。
5月末の更新では、電通の関西支社(大阪府大阪市)、京都支社(京都府京都市)、
中部支社(愛知県名古屋市)が名実共に『ブラック企業』の仲間入りを果たしたが、
この3社は従業員に『36協定』の延長時間を超える違法な長時間労働を労働者に
課したとして、労働基準法違反で書類送検されていた。
中部支社(愛知県名古屋市)が名実共に『ブラック企業』の仲間入りを果たしたが、
この3社は従業員に『36協定』の延長時間を超える違法な長時間労働を労働者に
課したとして、労働基準法違反で書類送検されていた。
7月の更新では、大手旅行企業のエイチ・アイ・エス(HIS)が殿堂入りを果た
したが、エイチ・アイ・エスは、東京都内の2事業所で従業員に『36協定』の延長
時間を超える違法な長時間労働を行わせたとして、労働基準法違反で書類送検
されていた。
したが、エイチ・アイ・エスは、東京都内の2事業所で従業員に『36協定』の延長
時間を超える違法な長時間労働を行わせたとして、労働基準法違反で書類送検
されていた。
更に7月には、宇部市上下水道局(山口県宇部市)が、公営企業として初めて
ブラック企業の指定を受けた。 宇部市上下水道局は、手すりの設置など転落防止
措置を講じないまま、従業員に汚水処理槽の水質検査作業を行わせたとして、
労働安全衛生法違反で書類送検されていた。 同局では2016年9月に、採水作業中の
男性職員が水深4メートルの曝気槽(汚水を処理する池)に転落し、死亡する事故が
発生していた。
ブラック企業の指定を受けた。 宇部市上下水道局は、手すりの設置など転落防止
措置を講じないまま、従業員に汚水処理槽の水質検査作業を行わせたとして、
労働安全衛生法違反で書類送検されていた。 同局では2016年9月に、採水作業中の
男性職員が水深4メートルの曝気槽(汚水を処理する池)に転落し、死亡する事故が
発生していた。