2011年の東日本大震災依頼、行方不明者の捜索が続けられているが、福島県では
2015年1月18日に、最後の身元不明者の遺体引き渡しが行われた。 これにより、
福島県での身元不明者の全ての遺体の引き渡しが完了したこととなる。

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但し、警視庁の基準では、頭蓋骨のある遺体のみが死者と認定しているため、実際は、
頭蓋骨のない部分遺体は、まだあるものとみられる。 震災からほぼ5年が経過し、
頭蓋骨のない遺体どころか、部分遺体ですら見つからない状況が続いている沿岸部の
被災地では、毎月11日の月命日に、集中捜索が続けられているが、手掛かりすら
見つからない状況が続いている。

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出典:福島民報 2016年1月20日
東日本大震災から3日後の2011年3月14日、福島県いわき市久之浜のがれきの
中で見つかった遺体と火葬後の遺骨を県警本部が調べた結果、津波と火災で
行方不明になった、いわき市久之浜町久之浜字北町72、大工鈴木秀勝さん
=当時(60)=と判明した。 福島県警本部災害警備本部が2016年1月19日
発表した。 1月19日現在の県警集計の死者1,613人のうち唯一、不明だった
身元が判明した。
 
岩手、宮城両県には震災で犠牲になり身元が分かっていない遺体があり、全ての
身元不明が判明したのは被災3県で初めて。

同本部によると、遺体は震災のがれきを重機で撤去しようとした作業員が発見し、
いわき中央署に届けた。 入れ歯や着衣、病院に残っていた生前のレントゲン
写真との照合、発見場所などから総合的に身元を特定した。

震災当時、鈴木さんは自宅か自宅近くにいて津波と火災に巻き込まれたとみられる。
死因は特定出来ていない。 市が保管していた遺骨は震災から4年10カ月ぶりに
18日、鈴木さんの遺族に届けられた。

福島県警は警察庁の基準に従い、頭蓋骨のある遺体を死者と認定しており、
福島県の死者数集計とは人数が異なる。 ただ、県内では依然、197人の
行方不明者がおり、県警は引き続き捜索を進める。
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