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日本政府観光局が7月22日に発表した1~6月までの訪日外国人客数は
過去最高の913万人となり、前年同期比で46%も増加した。 訪問先は、
富士山や京都など、日本観光の『定番』にとどまらず、アニメの舞台や
地場産業の体験施設など、多岐に渡る。 但し、日本を訪れる観光客は、
東アジアからが80%と突出しており、同じ漢字文化圏と言う事で、英語や
その他の外国語表記がなくても、何とかなってはいるものの、今後、欧米
諸国からの観光客を更に呼び寄せるためには、欧州言語による多言語版の
観光ガイドや、道路上の英語表記等への書き換えが必須となる。
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この調子で行くと、恐らく、今年中に、日本への観光客数は、年間2,000万人を
突破するが、被災後の東北方面への外国人観光客数が、被災前の水準まで
戻ってはいないため、西ばかりではなく、北にも行って欲しいところ。 
更に言えば、日本人の外国語音痴も改善の余地あり。 日本は、観光地で
すらも英語が全く通じない、非常に珍しい国であるため、日本語の読めない
欧米人は、非常に訪れ辛い場所となっている。

クールジャパンとして世界に紹介したい日本文化(出典:東京工芸大学)
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世界では、日本食や、コスプレ等が持てはやされており、クールジャパンに
憧れを抱いて日本へやって来る外国人が多いため、原宿やアキバに萌え系の
人材を国が雇っておくという手も一考の価値あり。 多くの外国人は、日本中
コスプレーヤーだらけだと妄想を抱いて日本へやって来るため、現実との
余りの差に戸惑いかねない。 日本のイメージが好調なのは、ひとえに、
『遠い』からで、イメージばかりが膨らんで、日本の現実を全く見ていない
外国人も多い。

クールジャパンだと思う日本食(出典:東京工芸大学)
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日本は、観光業においての世界ランクが27位となっており、観光が主な収入源と
なっている上位15ヵ国は、全て年間2,000万人以上の観光客が訪れている。
日本が、ここまで観光後進国になってしまったのは、情報発信に問題があるためで、
日本各地の観光地の多言語ガイドや、ホームページの作成にもっと力を入れるべき。
日本の国際交流は、概ね、箱だけ作って、後は、全てタダで回す方式が殆どだが、
そのような外面だけの施設にまともな人材は集まらないため、観光立国を目指して、
ボランティア以外のプロの観光通訳の育成にも力を入れるべし。

旅行業界は、空前の日本ブームに乗り、過去に類を見ない程の外国人観光客が
訪れている割には、その業界での報酬が一切上がってはいないため、待遇面の
改善も視野に入れなければ、全て人材の使い捨てに繋がるばかり。