沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前。 今月中旬、新基地
建設に抗議して座り込む市民を前に、元米海兵隊員のマイク・ヘインズさん
(41)は涙目でゆっくりと膝を折り、こうべを垂れた。 「沖縄の平和を
むしばんだことを謝罪したい」。 向かいの女性がその手を握ると、市民から
拍手が起こった。 ヘインズさんは「米軍がどれだけ沖縄を利用していたかを知り、
ずっと謝りたかった」と話した。
建設に抗議して座り込む市民を前に、元米海兵隊員のマイク・ヘインズさん
(41)は涙目でゆっくりと膝を折り、こうべを垂れた。 「沖縄の平和を
むしばんだことを謝罪したい」。 向かいの女性がその手を握ると、市民から
拍手が起こった。 ヘインズさんは「米軍がどれだけ沖縄を利用していたかを知り、
ずっと謝りたかった」と話した。
座り込む市民に謝罪するマイク・ヘインズさん
ジョージア州出身のヘインズさんは海兵隊入隊後の1995年、19歳で初の海外
赴任地として沖縄のキャンプ・フォスターに配属され、通信員を務めた。
赴任地として沖縄のキャンプ・フォスターに配属され、通信員を務めた。
2004年にはイラク戦争に参戦。 誤った情報を基に民家の破壊を続けた。
泣き叫ぶ女性や子ども。 退役後は、戦争の記憶に苦しんだ。「死と苦痛と破壊に
満ちた世界。 軍隊を辞めても一般社会に溶け込めない。 ストレスから多くの
人が自殺した」と声を落とす。
泣き叫ぶ女性や子ども。 退役後は、戦争の記憶に苦しんだ。「死と苦痛と破壊に
満ちた世界。 軍隊を辞めても一般社会に溶け込めない。 ストレスから多くの
人が自殺した」と声を落とす。
その後、米退役軍人らでつくる平和団体ベテランズ・フォー・ピース(VFP)に
参加。 駐留時には意識しなかった「沖縄」を知る。 「ベトナム戦争やイラク
戦争への出撃地となり、『加害の地』として使われた。 しかも、米軍基地は
県民から武力で奪った土地でもあった」
参加。 駐留時には意識しなかった「沖縄」を知る。 「ベトナム戦争やイラク
戦争への出撃地となり、『加害の地』として使われた。 しかも、米軍基地は
県民から武力で奪った土地でもあった」
VFPとしての来県は3回目だが、謝罪は初めて。 ヘインズさんは「今度こそ人の
役に立つ仕事をしているという実感がある。 人は正しいことをしようと思った
時、やってしまったことを謝らなくてはならない」と口を結んだ。
役に立つ仕事をしているという実感がある。 人は正しいことをしようと思った
時、やってしまったことを謝らなくてはならない」と口を結んだ。
現在はカリフォルニア州で、農業を通した退役軍人の心のケアに携わる。
「ソーシャルメディアなどを通し、沖縄や辺野古の現状を伝えたい」と前を向く。
「ソーシャルメディアなどを通し、沖縄や辺野古の現状を伝えたい」と前を向く。
ヘインズさんの手を握ったのは東京から来た本村富美子さん(68)。
「謝罪を聞いて『本当にありがとう』という気持ちになり、つい手が出ちゃった」
と振り返った。
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