1997年を100とすると、日本だけ労働者の報酬が下がり続けている事が明らか
になった。 大企業が空前の利益を上げ、『内部留保』を増大させていることを
考えれば、国民としては、怒りがこみ上げて来る筈。 戻し税や企業体力がある
巨大企業だけが大儲けをし、企業栄えて国滅ぶような、まじめに働く人々を
ないがしろにする日本の政治には、かなり問題がありそうだ。
大企業での『内部留保』は貯まる一方で、それと完全に比例して、日本における
非正規雇用者数と相対的貧困率が増大している。 日本は、先進国中、アメリカ等に
次いで、貧困率が高い国であるが、その理由は、大企業が、その利益を労働者側に
まともに還元していないため。 労働者は、何も考えずに、奴隷としてただ黙って
働けということなのか? 尚、日本の大企業の『内部留保』は、既に、イギリスや
フランスのGDPをも上回っている。
このような惨憺たる状況であるにも関わらず、今、日本で転職をしようとすると、
収入が半分以下になるため、例え、ブラック企業だと分かっていても、なかなか
会社を辞めることが出来ない。 但し、それでも、正社員になれるだけまだ
ましな方で、正社員になれずに、泣く泣くフリーターになってしまった場合は、
月収で15万円位行っていれば、かなりましな方。
現在、関東では、正社員として、死ぬほどこき使われるか、フリーターで、10万円
程度の生活をおくるかの、2つしか選択肢がない状態。 既に、派遣社員に
なるのすら、至難の業。
海外からの情報を遮断している日本は、ますますガラパゴス化が進み、社畜ばかりが
ますます増えそうだ。 このような状況を打破するためには、国民ひとりひとりが
常にアンテナを張り巡らせて、常に正しい情報をキャッチし、自分の頭で判断する
ことが必要不可欠となるのだが、日本人の『外国語音痴』は、世界でも突出して
いるため、その改善の兆しすら見えてはいない。
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