2017年4月3日午後2時半頃、サンクト・ペテルブルク中心部を走っていた地下鉄
車内で起きた爆弾テロの主犯格と見られる容疑者が逮捕された。 ロシア通信が
伝えた声明によると、男は中央アジア出身のアブロル・アジモフ(Abror Azimov)
容疑者で、モスクワ近郊のオジンツォボで拘束され、容疑者の身柄は、取り調べの
ため、重大犯罪の捜査を担当する連邦捜査委員会に引き渡された。

自爆攻撃の実行犯は、アクバルジョン・ジャリロフ(Akbarjon Djalilov)容疑者
(22)と特定されているが、地下鉄車内で既に自爆しており、中央アジアの
キルギス生まれで、ロシア国籍を取得していたと見られている。

連邦捜査委員会によると、アジモフ容疑者は1990年生まれで、「自爆テロリストの
ジャリロフ容疑者の訓練を行った」としており、首謀者の一人と見なしている。

14人が死亡、数十人が負傷したこの爆破事件をめぐっては、これまでにモスクワと
サンクトペテルブルクで8人の身柄が拘束されており、8人全員が中央アジア出身と
明らかにしている。

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【キルギス共和国外務省の表明】
キルギス共和国外務省は、一連のマスメディアを賑わせた2017年4月3日のサンクト
ペテルブルグ地下鉄テロの容疑者であるジャリロフ・アクバルジョンがキルギス
共和国民であるとの情報は事実とは異なることを正式に表明する。
 
キルギス外務省が有する報告によると、A.ジャリロフは、1995年4月1日、キルギス
南部のオシュ市に生まれ、民族的にはウズベク人であり、中等教育を満了して
いない。

A. ジャリロフが、かつてキルギス共和国国籍のパスポートを取得した事実はない
ことを明言しておかねばならない。 2011年、16歳に達したジャリロフはロシア
国籍の父の請願と共に申請書を提出し、ロシア国籍のパスポートを取得して以来、
常にロシア連邦領内に居住していた。

現在、キルギス共和国当局は、事件の捜査に関しロシア連邦の法執行機関への
全面的な協力を行なっている。

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