東京通詞 ~多言語のススメ~

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    タグ:沿岸部

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    東日本大震災から丸8年が経過したが、津波で消滅した沿岸部では、未だ復興など
    というものは全く進んではいない。 ようやく、防潮堤の工事がようやく始まった
    程度なのだが、2017年の政府主催の東日本大震災追悼式では、安倍首相が、
    『被災地に足を運ぶたび、震災から6年を経て、復興は着実に進展していることを
    実感します』などと絵空事ばかりを述べたが、実際に、被災地に足を運んだことが
    ある人間は、そのようなことは一切実感しない。

     

    安倍首相は、元々、復興が完了した場所にしか足を運ばず、悲惨な場所には、
    殆んど行ってはいない。 政府が率先してこのようなウソばかりを述べ立てるため、
    被災地に行ったことすらない人たちの場合は、まんまと騙されてしまうのだが、
    最近では、まともに被災地の報道すらされなくなったため、『災害の風化』
    どころか、既に何もなかったことにされてしまっている。 『災害の美化』と
    でも言うべきなのだろうか。

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    元々、関東他の直接被害を受けていない地域での東日本大震災に対する関心は、
    非常に薄かったのだが、被災から6年を経て、あれほど『絆』と言っていたあの
    騒ぎは一体何だったのかと首をひねるばかり。 何もかもが他人事で、地元の
    人間でも沿岸部の人間以外は、余り復興などというものには関心がないため、
    既に記憶の片隅からも消え去っている。

    現状、沿岸部では、ようやくかさ上げ工事が終了し、防潮堤の建設が始まった
    ばかりであるが、その防潮堤が高過ぎるため、海が一切見えなくなった。 有事の
    際には、むしろ、海が全く見えないため、危険なのではとさえ感じる。  しかも、
    その工事を請け負っているのは、地元の建設業者ではなく、大手ゼネコンばかり。

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    実際に、防潮堤の工事現場に足を運ぶと、被災地を食い物にしているとしか
    思えないぐらいに同じ名前の建設会社ばかりが並んでいるのだが、逆に、
    被災時に地元のために歯を食いしばって頑張った地元の建設会社は、むしろ、
    防潮堤の建設には選ばれなかった。

    『他人の不幸は蜜の味』という言葉があるが、『他人の不幸はカネになる』が
    正しい日本語なのかも知れない。 実際には、災害によって、むしろ、金持ちに
    なった人たちは少なからずいるのだが、瓦礫の処理もカネ儲け、防潮堤も
    カネ儲けでは、世知辛いを通り越して、それこそ、世の終わりを感じるばかり。

    【お勧めの一冊】


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    がんばろう福島!は、関東ではよくありがちな、復興支援のタイトル名。 本日は、
    高尾山にでも登ろうかと思っていたのだが、思ったよりも、雨脚が激しかっために、
    たまたま、横浜の山下公園で開催されていた『東日本大震災 復興支援まつり』に
    行って来た。

    とりあえず、総合受付で、『石巻と東松島のブースはどこですか?』と尋ねたのだが、
    そちらのボランティアらしき方から、『石巻は、福島のブースにあります』との
    通常絶対にあり得ない回答を頂いたため、『石巻は福島ではありません』とこちらから
    言ったところ、更に奥の方から人が出て来て、再度『石巻は、福島のコーナーにあります』と
    言われたため、『石巻は、宮城県なので、福島なんかにはありませんよ』と言ってやった。

    ここに来る前から、関東では、福島の事しか言われないのは、分かっていたのだが、
    流石に、関東の人間のこの地理理解能力の低さには、呆れ果てた。 まともに、
    地理が理解出来ていないくせに、『被災地支援』ですと言われたところで、自分でも、
    どの地域を助けているのかすら、良く分かってはいないのであろう。

    20110820002905848

    一切会話が成立しない、総合受付の人たちは、とりあえず無視して、自分で石巻と
    東松島のブースを探して見たところ、まず、女川のブースがあったので、そこの人たちに
    訊きました。 結局のところ、『被災地復興支援』とは名ばかりで、実際のブースは、
    半分近くが福島のブースばかりしかなく、宮城県からは、東松島、南三陸、女川の
    3団体しか来ていない事が判明。

    東日本大震災の最大の被災地である、石巻からは、1つも来ていなかった。 但し、
    東松島から来ていたおでん屋さんは、石巻港で被災して、内陸側の東松島の山の上に
    工場を移転した企業との事で、私の実家からは、かなりの至近距離。 私の実家がある
    町は、内陸部とも沿岸部の終わりとも言えるのだが、海からは12キロ程度しか離れて
    いない場所にあるため、内陸移転の最前線となっており、被災した石巻沿岸部の内陸
    移転が多い場所。

    尚、仙台人に対して、『仙台は、福島にあります』と言われるのは、横浜の人間に対して、
    『横浜は埼玉にあります』と言われたのと、完全に同じレベルの話し。 何も知らないのを
    理由に、とんでもない粗相を平気でしでかす日本人は、かなり怖いと感じた。

    これまでに、『がんばろう福島!』と何度も言われたが、宮城県出身者に『がんばろう福島』と
    言われたところで、むしろ、ドン引きするばかりなので、何でもやれば良いという意識
    レベルの人間とは、むしろ、係わり合いにすらなりたくない。

    画像は、【宮城県】女川の獅子舞と、東松島のおでん。
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