原油価格の急落と経済制裁により、ロシア経済が、危機に瀕している。 ロシアは、
世界最大の領土を有した、超多民族国家であるため、常に崩壊の危険性があります。

そうなってしまった場合は、ウクライナや旧ユーゴスラビアの比ではなくなるでしょう。
長年に渡り、混血を繰り返しているため、純粋な「ロシア民族」というもの定義が、
非常に曖昧で、一度民族問題に火が付いてしまうと、凄まじい勢いで、治安が悪化し、
内戦になると思います。

この不安定な要素は、金融危機と言うよりも民族間の問題や、政治的に不安定な
ところから来ています。

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国外への移住者も過去2年で急増。 2012年のプーチン大統領就任後、国外移住者は
約5倍に増えている。 2013年と12年の国外移住者は、それぞれ18万6382人、2012年は
12万2751人となっている。

出典:ロイター ロシア、資本と頭脳の流出進む 国外への移住者は年間18万人

[ロンドン 2014年8月14日 ロイター] - ウクライナ情勢をめぐるロシアと米欧の対立を背景に、ロシアから資本と頭脳の流出が進んでいる。 ロシア経済省は、今年の資本流出額が、昨年の610億ドルを上回る1,000億ドルに達すると予測。 一部では、流出額は同省の予測をはるかに上回るとの見方も出ている。

オバマ米大統領は今月6日、「(ロシアから)1,000億━2,000億ドルの資本が流出した」と発言。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁も5月に「ロシアから非常に巨額の資金が流出しており、一部では1,600億ユーロ(2,140億ドル)が流出したとの見方もある」と述べた。

ロシア国立高等経済学院でさえ、今年の資本流出額を1,300億━1,500億ドルと予測。 ある欧米銀行の幹部は、今後、資本流出が加速し「ロシアマネーがロンドン、オーストリア、スイスなど西側に向かう」との見方を示した。

欧米からの新規投資もストップしているとみられる。 ある欧米銀行の幹部は「今、取締役会でロシアへの大型投資を提案すれば、笑いものにされ、取締役会から追い出されるだろう」と指摘。

複数のロシア市民も、ロイターに対し、資本規制を懸念しており、手持ちのルーブルをドルやユーロに替えたいと話している。

民間貯蓄の実態は、中銀も把握でてきないが、国民のタンス預金は数百億ドルに達するとの見方もある。

<国外への移住者が急増>

国外への移住者も過去2年で急増。 2012年のプーチン大統領就任後、国外移住者は約5倍に増えている。

2013年と12年の国外移住者は、それぞれ18万6,382人、2012年は12万2,751人。

これに対し、2011年は3万6,774人、2010年は3万3,578人だった。

統計で把握できないケースもあるため、実際の移住者ははるかに多いとの見方もある。

米法律事務所スクワイア・パットン・ボッグスの幹部は「ロシアの富裕層から問い合わせが増えている」と指摘。国内情勢が悪化した場合に備えて移住先を探す動きが出ているとの見方を示した。

家系調査を代行するウラジーミル・パーリィ氏は今年に入り、顧客からの依頼が4倍に増えた。 海外で市民権を申請するため、先祖が海外出身ではないか、調査を依頼する人が増えているという。

独立系調査機関レバダ・センターはの幹部は「最高の教育を受けた最も活動的で起業家精神に溢れる人が流出している」との見方を示した。 
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