駐日デンマーク大使館の公式ツイッターアカウントでは、定期的に同国の労働環境に
関する内容をツイートしており、ブラック企業と長時間労働に苦しんでいる日本の
ツイッターユーザーから「羨まし過ぎる」といった声が続出している。
関する内容をツイートしており、ブラック企業と長時間労働に苦しんでいる日本の
ツイッターユーザーから「羨まし過ぎる」といった声が続出している。
「デンマークでは、年5週間の有給休暇が認められています。 実際には6週間以上
取得できる職場も多いようです。 全ての人が有給休暇をほぼ100%消化します」
これはデンマーク大使館が10月に投稿した内容。 これに対して、日本の有休取得率は
47.6%(2014年・厚労省調べ)。 旅行サイトのエクスペディアが毎年発表している主要25か国の有休取得率でも、日本は例年最下位レベルに沈んでいる。
残業の翌日は早めに退社。 初任給も高く「生活残業」も不要
他にも羨ましい投稿がたくさんある。 まず、労働時間は「37時間(1日平均7.4時間)」で、
実際に企業によっては37時間以下に定められていることもある。 更に、「残業」の規定が
ない職場もあるという。
実際に企業によっては37時間以下に定められていることもある。 更に、「残業」の規定が
ない職場もあるという。
残業がほとんどない上、フレックスタイム制の中で処理する企業も多く、前日遅くまで
働いた場合は早めに帰るなどして労働時間を調整するのだそうだ。 同大使館は、
働いた場合は早めに帰るなどして労働時間を調整するのだそうだ。 同大使館は、
「職種毎組合の力によって、初任給からある程度の高給であることも背景にあります」
とも説明しており、日本のように残業代目当ての「生活残業」をする人もいないのだろう。
なお、日本の労組は企業別になっており、雇用の維持と引き換えに長時間労働やサービス
残業に口を出さない「御用組合」も少なくない。
更に、デンマークでは、残業が発生した場合には「代休」と「残業代」のどちらかを選ぶ
ことができる。 例えば、月12時間残業だと、35%増しの16時間12分、つまり2日間分の
代休を取得するか、残業代をキャッシュでもらえる。
なお、日本の労組は企業別になっており、雇用の維持と引き換えに長時間労働やサービス
残業に口を出さない「御用組合」も少なくない。
更に、デンマークでは、残業が発生した場合には「代休」と「残業代」のどちらかを選ぶ
ことができる。 例えば、月12時間残業だと、35%増しの16時間12分、つまり2日間分の
代休を取得するか、残業代をキャッシュでもらえる。
最低賃金2000円なのに「ビジネスのしやすい国」3位
ホワイト労働環境のデンマークだが、決して生産性が低いという訳でもない。 1時間
あたりの労働生産性は、59.5ドル(2012年)で、OECD加盟国中7位に入っている。
尚、日本は40.1ドルで20位。 連日残業して一生懸命働いているのに、デンマークに
敵わないのが非常に悲しい。
あたりの労働生産性は、59.5ドル(2012年)で、OECD加盟国中7位に入っている。
尚、日本は40.1ドルで20位。 連日残業して一生懸命働いているのに、デンマークに
敵わないのが非常に悲しい。
また、同大使館の投稿によると、デンマークの最低時給は110クローネ(約2000円)と定め
られており、こちらもかなり高い。 それでいて起業しにくいということもなく、世界銀行の
「ビジネスのしやすい国」ランキングでも、同国はシンガポール、ニュージーランドに続いて
3位に入っている。
られており、こちらもかなり高い。 それでいて起業しにくいということもなく、世界銀行の
「ビジネスのしやすい国」ランキングでも、同国はシンガポール、ニュージーランドに続いて
3位に入っている。
同大使館は、他にも自国の生活環境を自慢する投稿をツイートしている。 大学院まで
全ての教育は無料で、全ての学生に月8万円が支給される。 更に、医療費も無料で、
18歳になるまで子ども手当も出る。
全ての教育は無料で、全ての学生に月8万円が支給される。 更に、医療費も無料で、
18歳になるまで子ども手当も出る。
消費税25%でも「幸福度ランキング3位」は国会議員の差?
こうした北欧特有の福祉の厚さの背景には、世界有数の産油国であることの他、25%の
消費税に代表される高い税金があるが、多くの人が納得しているのだろう。 国連が発表
した2015年の「世界幸福度ランキング」でも同国は3位になっている。
【デンマークの高福祉を支える数】
出典:キャリコネニュース
消費税に代表される高い税金があるが、多くの人が納得しているのだろう。 国連が発表
した2015年の「世界幸福度ランキング」でも同国は3位になっている。
【デンマークの高福祉を支える数】
・出産費用、保育園から大学までの教育費が無料。
・子供には毎年国から18才20万円の児童手当が支給される。
大学生には国から毎月8万円支給される。
・結婚式、葬式が無料。
・失業の際には、それまでの収入の90%が4年間支給される。
・デンマーク人はほとんど貯金をしない。 税金が貯金通帳だと思う人が多いため。
・OECD加盟国の中で一番貧困率が低い。
・民主主義指数世界3位。
・公務員と政治家がクリーンな国ランキングで世界2位。
・世界平和指数ランキングで2位。
・国連の発表した幸福度指数で世界1位。
・医療費が無料。 入院費用、歯医者も無料。
・介護サービスが無料。
・年金は掛け金なしでも支給される。
出典:キャリコネニュース
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