東北最大の海水浴場である野蒜海岸から、車で更に10分弱走ると、宮戸島と呼ばれる
風光明媚な『奥松島』に到着します。 その宮戸島にあるのが、大高森。 松島四大観の
中でも、最も美しいとされる『壮観』と呼ばれています。 登山道入り口から、山頂までは
徒歩で15程度。 山頂からは、360度の大パノラマから見えるが、そこから見えるのは、
被災した場所ばかり。 特に、野蒜地区は、上から見ると、何もかもなくなったのが
よく分かる。
宮戸島への入り口付近にあった観光桟橋は、津波で完全に破壊されたため、この宮戸島の
【野蒜海岸付近】
この付近に到達した津波の高さは、約10メートルで、この場所にある防波堤は、25年ぐらい
前に、2メートルほどかさ上げしたものだが、それでも、何の役にも立たなかった。 この
場所は、東北最大の海水浴場であるのと同時に、奥松島という観光地であるため、
かつては、民宿街と松林だったのだが、松林も10本程度を残して、全て流出した。かつて民宿街であった月浜海岸。 野蒜海岸は、外洋にあるため、波が高いのと、
海水浴客で混み合うため、地元の人間は、大体、この宮戸島で海水浴をしていた。
むしろ、こちらの方が、観光客が余り来ないため、ほぼプライベートビーチ状態だったの
だが、その民宿街も津波によって全て流されたため、現在は、その場所には、仮設住宅が
立ち並んでいる。 当然、観光客は、ひとりも来ないため、非常に閑散としている。
この場所は、夏になると、海水浴客から、車の駐車料金を500円も取るという殿様商売を
してたが、その面影は、一切残ってはいない。
今年に入ってからは、海岸の防波堤の工事が本格的に始まったため、砂浜には入れなく
なった。 工事関係者の話によると、春ぐらいまでには、工事を完了させたいとの事
であった。 東松島市は、市域の60%以上が津波で水没しているため、津波が再度
襲った場合は、このような仮設住宅は、ひとたまりもないが、高台が多くないため、
仕方がない。
【観光桟橋跡】
宮戸島入り口にあった観光桟橋跡。 その観光桟橋からは、石巻の街がもう見えて
います。 この付近には、航空自衛隊松島基地があるため、ブルーインパルスが通常
訓練を行っているのも、この海上付近。 ブルーインパルスは、展示飛行のために
日本全国でアクロバット飛行をしているのだが、その本拠地の状況が、このような有様
だとは、一言たりとも言わないが、元々、自衛隊の宣伝のためだけにある
ブルーインパルスなので、被災地の事などどうでも良いのであろう。
先日行った、入間基地での航空祭においても、『航空自衛隊松島基地所属』と言ったのは、
一度きりで、被災地の事には一切触れず。 国立競技場で展示飛行を行った際にも
同様で、マスコミの偏向報道には、騙されないようにした方が良いと思います。 尚、
野蒜海岸の入り口には、このお地蔵様があるが、石巻の門脇小学校の脇にあった、
同じお地蔵様は、道路工事のため、どこかへと移設されてしまった。
【お勧めの一冊】
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風光明媚な『奥松島』に到着します。 その宮戸島にあるのが、大高森。 松島四大観の
中でも、最も美しいとされる『壮観』と呼ばれています。 登山道入り口から、山頂までは
徒歩で15程度。 山頂からは、360度の大パノラマから見えるが、そこから見えるのは、
被災した場所ばかり。 特に、野蒜地区は、上から見ると、何もかもなくなったのが
よく分かる。
この地は、日本三大渓の『嵯峨渓』がある場所としても有名で、女性的な曲線的な美しさが
特徴の松島と比べると、荒削りな男性的な美しさを持つのが、この嵯峨渓となっている。
大高森山頂からは、その嵯峨渓と石巻の町を望む事が出来る。 煙が出ている場所が、
石巻市門脇地区。 大高森から出ている遊覧船は、3,000円も掛かるため、松島から
出ている2,000円の遊覧船(見る場所はほぼ同じ)をお勧めします。
特徴の松島と比べると、荒削りな男性的な美しさを持つのが、この嵯峨渓となっている。
大高森山頂からは、その嵯峨渓と石巻の町を望む事が出来る。 煙が出ている場所が、
石巻市門脇地区。 大高森から出ている遊覧船は、3,000円も掛かるため、松島から
出ている2,000円の遊覧船(見る場所はほぼ同じ)をお勧めします。
宮戸島への入り口付近にあった観光桟橋は、津波で完全に破壊されたため、この宮戸島の
大高森登山道の入り口へと移転した。 東松島市の名前の由来は、この『奥松島』と
航空自衛隊『松島基地』があるためで、どうしても『松島』という単語を入れたいという理由で
こうなったのだが、地元では殆ど誰も使わないという、無意味な名前となっている。
【野蒜海岸付近】
野蒜から奥松島の宮戸島へ行く途中の道。 津波で何もかもなくなり、この場所は、
地盤沈下により、3年以上に渡り、水没していた。 つい最近になって、ようやく防波堤の
工事が始まったため、高さ15メートル程の防波堤が出来たが、その前までは、この高さと
同じぐらいの瓦礫置き場だった。 単なる荒れ地にしか見えないこの場所には、被災前
までは、観光客が宿泊する「奥松島ユースホステル」があった。 建物も松林も、電柱の
一本すら残らなかった野蒜の復興は、まだ始まってもいない。
地盤沈下により、3年以上に渡り、水没していた。 つい最近になって、ようやく防波堤の
工事が始まったため、高さ15メートル程の防波堤が出来たが、その前までは、この高さと
同じぐらいの瓦礫置き場だった。 単なる荒れ地にしか見えないこの場所には、被災前
までは、観光客が宿泊する「奥松島ユースホステル」があった。 建物も松林も、電柱の
一本すら残らなかった野蒜の復興は、まだ始まってもいない。
この付近に到達した津波の高さは、約10メートルで、この場所にある防波堤は、25年ぐらい
前に、2メートルほどかさ上げしたものだが、それでも、何の役にも立たなかった。 この
場所は、東北最大の海水浴場であるのと同時に、奥松島という観光地であるため、
かつては、民宿街と松林だったのだが、松林も10本程度を残して、全て流出した。
海水浴客で混み合うため、地元の人間は、大体、この宮戸島で海水浴をしていた。
むしろ、こちらの方が、観光客が余り来ないため、ほぼプライベートビーチ状態だったの
だが、その民宿街も津波によって全て流されたため、現在は、その場所には、仮設住宅が
立ち並んでいる。 当然、観光客は、ひとりも来ないため、非常に閑散としている。
この場所は、夏になると、海水浴客から、車の駐車料金を500円も取るという殿様商売を
してたが、その面影は、一切残ってはいない。
今年に入ってからは、海岸の防波堤の工事が本格的に始まったため、砂浜には入れなく
なった。 工事関係者の話によると、春ぐらいまでには、工事を完了させたいとの事
であった。 東松島市は、市域の60%以上が津波で水没しているため、津波が再度
襲った場合は、このような仮設住宅は、ひとたまりもないが、高台が多くないため、
仕方がない。
【観光桟橋跡】
宮戸島入り口にあった観光桟橋跡。 その観光桟橋からは、石巻の街がもう見えて
います。 この付近には、航空自衛隊松島基地があるため、ブルーインパルスが通常
訓練を行っているのも、この海上付近。 ブルーインパルスは、展示飛行のために
日本全国でアクロバット飛行をしているのだが、その本拠地の状況が、このような有様
だとは、一言たりとも言わないが、元々、自衛隊の宣伝のためだけにある
ブルーインパルスなので、被災地の事などどうでも良いのであろう。
先日行った、入間基地での航空祭においても、『航空自衛隊松島基地所属』と言ったのは、
一度きりで、被災地の事には一切触れず。 国立競技場で展示飛行を行った際にも
同様で、マスコミの偏向報道には、騙されないようにした方が良いと思います。 尚、
野蒜海岸の入り口には、このお地蔵様があるが、石巻の門脇小学校の脇にあった、
同じお地蔵様は、道路工事のため、どこかへと移設されてしまった。
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