2011年の東京電力福島第1原発事故を巡り、東京第5検察審査会から起訴
議決を受けた東京電力の勝俣恒久元会長(75)ら旧経営陣3人について、
検察官役に指定された弁護士は2016年2月26日、業務上過失致死傷罪で
2月29日に東京地裁に強制起訴することを明らかにした。 検察審の
起訴議決に基づく強制起訴は全国9例目。

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強制起訴された勝俣恒久元会長、武黒一郎元副社長、武藤栄元副社長他に
起訴されるのは、武黒一郎(69)、武藤栄(65)の両元副社長。

第5検審は昨年7月、旧経営陣3人について『万が一にも発生する事故に備える
責務があり、大津波による過酷事故の発生を予見できた。 原発運転停止を
含めた回避措置を講じるべきだった』などとする起訴議決を公表。

3人が事故を未然に防ぐ注意義務を怠り、福島県大熊町の双葉病院から避難した
入院患者44人を死亡させ、第1原発でがれきに接触するなどした東電関係者と
自衛隊員ら計13人を負傷させたと認定した。

出典:毎日新聞

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