福島県楢葉町の除染作業をめぐる違法派遣事件で、青森県警むつ署などに摘発
された
青森県下北地方の建設業者が作業員に支払っていた賃金は、最も少ない
人で1日7,000円に
とどまっていたことが、28日までのむつ労基署の調べで分かった。

賃金の流れは図の通り。 2次下請け業者(東京)から3次下請けの泉友(大間町)
には、日当費用として1万7000円が支払われていた。 多重下請け構造の中で、
各業者が
1,000~9,000円を中抜きし、末端の作業員には7,000~1万円しか
渡っていなかった。

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除染作業では、賃金に「特殊勤務手当」(除染手当、当時1万円)を上乗せして払う
ことを
前提に国が発注している。 除染手当は、2次下請け業者から泉友に支払
われておらず、
むつ署や労基署は2次下請け業者の関与を含め、金の流れの
解明を目指す。

関係者や建設業法に基づく提出書類によると、泉友は福島第1原発事故以前から、
完工高の
3~5割をこの2次下請け業者から請け負い、全国の原子力施設関連の
工事などに携わって
きたという。

むつ署は10月28日、職業安定法や労働者派遣法違反の疑いで、4容疑者を送検した。
会社3社も法人として各容疑で書類送検した。

出典:河北新報
<除染違法派遣>多重下請け 賃金中抜き横行 2015年10月29日木曜日

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