25か国に住む18歳以上の男女を対象とした、『有休の消化日数』、並びに、
『有休消化率』に関する2014年度分の調査結果が発表されたが、日本は、
2007年から6年連続で、最下位を維持していたものの、本年度は、韓国が
最下位となったため、日本は、7年連続でのワースト1位を免れる事となった。
その主な原因となっているのが、有給休暇取得に対して、罪悪感を感じている
人の比率が、非常に高い事が挙げられる。

【罪悪感を感じる】
有休を取る際に、罪悪感を感じるかという質問に対し、日本人の26%が『はい』と
回答しており、調査対象国中、最多となった。 一方で、メキシコとスペインで
日本の3倍の77%が、全く罪悪感を感じないと回答しており、日本人の国民性が
顕著に出た結果と言える。 また、例え休暇を取ったとしても旅行中に仕事のことが
頭から離れないと回答したのは、日本人が最多で、平均5.6%を大幅に上回る
結果となった。 休みが取りづらく、例え、休めたとしても、常に仕事の事を考え
なければならない、このような労働環境が、日本人の幸福度を低くしている理由の
1つになっているのは、紛れもない事実と言える。
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【平均取得日数】
日本人の有給休暇の平均取得日数は8日。 これは調査をした国のうちで最低の
数字だった。 調査によると、日本人が1年間に取得出来る有給休暇の平均日数は
16日。 これは、最も多く付与されているフランスの37日に比較すると、半分以下
であり、アメリカの15日に次いで2番目に少ない日数
だった。 その他の国の平均
日数は、イタリア33日、オーストラリアとオランダ28日、イギリス26日など1カ月前後と
なっており、日本と同じく、勤勉な国民性で知られるドイツでも、平均27日の休暇が
用意されている。
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日本人が1年間で実際に取得した有給休暇日数の『8日』は、取得出来る日数の
ちょうど半分。 休暇を年間で35日も取得するフランスと比較すると、何と4分の1
以下という結果になった。 有給休暇の付与日数では、最下位だったアメリカは、
平均13日の取得。 他の国も含めて欧米諸国では付与日数の枠を目一杯使って
いるのに対し、日本人は控えめにしか有給休暇を利用していないという現状が
浮き彫りとなった。 
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日本人が有給休暇をあまり取得出来ない理由としては、40%の人が『仕事が
忙しく休暇をとっている暇がない』と回答。 次いで、『もしもの病気や急用などの
ために、休暇を残しておきたいから』(34%)、『上司や同僚があまり休暇を取って
いないため、取りづらい雰囲気だから』(24%)などと続いた。 『特に休暇をとる
必要を感じない』(20%)という、いかにも仕事人間らしい回答も挙げられた。
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今回の調査では、日本人の約4人に1人が、有休取得に罪悪感を持っている事が
明らかになったが、日本で、有給がなかなか消化出来ない実際の理由は、周りの
ボンクラ社員が全く何も協力をしてくれないのと、単にその場に居るだけで、働いた
気分になっているからと言えるため、公私混同を避け、働く時には、集中をして働き、
休む時には、しっかりと休むという、メリハリのある生活が理想的だと思う。
kaikoyukyu01
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