東日本大震災以降、日本のメディアは、こぞって、日本賞賛ばかりを行ってきた。
その一部は、
ありもしない話題をでっち上げて、海外へとアピールしたが、ダメな
人間に限って、自分を賞賛し、大きく見せようとする傾向が強いのは、周知の事実。

今、日本は、その道を着々と歩んでいる。 そもそも、被災地で略奪はなかったという
のは、真っ赤なウソで、一部では、一時、無法地帯と化
したため、むしろ、略奪の
限りを尽くされたのだが、そのような不都合な事実は、伏せられたまま。



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『所さんのニッポンの出番』や『世界が驚いたニッポン!スゴ〜イデスネ!!視察団』
といった
番組では、訪日した外国人に『日本がいかにクールか』を語らせて、必ず
日本語の吹き替えが入る。 NHKの“クールジャパン万歳”番組(他国には滅多に
ない類の番組)は、何ということもない話題を、日本が誇るべき功績だとして必死に
持ち上げる。

旅番組も外国を紹介しているのかと思いきや、最後は日本が外国でどう見られて
いるかという話になる。 現在、経済産業省では、『クールジャパン戦略』を提唱して
おり、年間約155億円の予算を組んで躍起になって日本を海外に売り込もうとしている
ものの、このコンテンツとなっているのが、日本国内でもさほど盛り上がってはない、
いわゆる、『オタク文化』であるため、日本人としては、そのような
ものを見ても、
違和感を感じるばかり。

海外向けのコンテンツとして、成功を収めているのは、アニメとマンガを挙げる事が
出来るのだが、フランスでは、日本のポップカルチャーがそこそこ浸透しているものの、
その他の国々においては、フランスほどの市民権を獲得していない。 マンガも、
フランス語に翻訳されてものは、かなり沢山あるため、フランスが世界に対して
果たした『クールジャパン』効果は、計り知れない。

現在、
ヨーロッパでも、日本ブームが続いているが、その大本は、やはり、フランス
であると言える。



日本政府は、これまでにも、AKBを始めとする、歌手の輸出を何度か試みたものの、
肝心のその
アーティストのレベルが、余りにも低過ぎるため、海外では、全く受け入れ
られてはいない。 そもそも、日本には、『ロリコン文化』が常に根底にあるため、単に、
若いだけで、実力が伴っていない若手アーティストが多い。

一昔前まではのアイドルは、清楚で歌が上手かったものだが、
今となっては、その面影
すらない。 お隣の韓国は、政府を挙げて、韓流ドラマや、Kポップの輸出を試みた結果、
日本よりも遥かに上を行く、いわゆる、『韓流ブーム』が巻き起こり、これまで、日本びいき
であった欧米人の心をつかみ取った。 日本と韓国との戦略の決定的な違いは、単に、
日本国内でだけ通用する感覚を海外にも無理やり押し付けているのか否かに尽きると
思うのだが、韓国の場合は、ドラマの内容が、
必ず、お涙頂戴が入っているため、心を
揺さぶられやすい。 日本のアニメや、アイドルの
場合は、内容が幼稚過ぎるため、
海外の大人には、受け入れられ辛い。

今後、日本がどのようにして、『クールジャパン戦略』を推し進めるべきなのかは、まだまだ
考え
なければならない点が多々あるのだが、ひとつだけ言えるのは、実力のないものを
無理やり売りだそうとしたところで、海外では、相手にすらされないため、もっとまともな
モノを海外に紹介すべきだと思う。 海外から、日本へやって来た外国人の一部には、
日本全国、どこへ行っても
コスプレーヤーが居ると信じて日本へやって来る外国人も
多いため、現実の生活に即した
コンテンツを輸出すべきだと思う。

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