『仕事も人生も、とてもつらい。今までありがとう』−−。 2015の
クリスマスの早朝、東京で1人暮らしの高橋まつりさんから静岡県に住む母
幸美さん(53)にメールが届いた。 あわてて電話し『死んではだめよ』と
話しかけると、『うん、うん』と力ない返事があった。 数時間後、高橋さんは
自ら命を絶った。

高橋さんが中学生の時に両親が離婚。 『お母さんを楽にしてあげたい』と
猛勉強して東京大に入り、電通に入社した。 だが高橋さんのSNSの書き込みは
昨年10月以降、『体も心もズタズタ』『眠りたい以外の感情を失った』などと
深刻になった。『君の残業時間の20時間は会社にとって無駄』などと上司から
パワハラ発言を繰り返されていた様子も書かれていたという。

電通は2016年9月23日、ネット広告を契約通りに流さず、広告主に過大請求
していた問題を公表している。 高橋さんが所属していたダイレクトマーケ
ティング・ビジネス局もこの問題に関わっていたという。

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電通の過労自殺問題で明らかになったのは、日本社会の歪みと、何もかも
見てみぬ振りをする人が多いという事実だと思う。 比較的成功した人間に
限って、この事件に対して否定的な意見が多かったのは、これまで他人を
蹴落として生きて来たたためで、この事件を認めてしまうと、自分を否定して
しまうため、否定的なコメントばかりするのだと思う。

過去に派遣社員として某超有名大手企業数社で数回働いたことがあるのだが、
どこも正社員として残っているのは、ひとくせもふたくせにある人間ばかりで、
他人を蹴落として自分だけ生き残った人達ばかり。 他人の成果を自分のものに
して伸し上がった人間も多く、基本的にまともな人間は、生き残れない世界と
考えて間違いない。 そもそも、世間で言うところの『失敗』をした経験がない
人達であるため、他人の痛みなど理解出来る筈もない。

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50代以降の人達に比較的否定的な意見が多かったのは、デジタル社会に対応
していないため、現代社会の仕事量の多さが良く理解出来ていないためなのでは?
根性論だけで乗り切ろうとするのは、今時時代錯誤で、競争力のない企業は、
市場から撤退してしかるべき。 デジタル時代とアナログ時代とでは、そもそも、
取り扱っている情報量が格段に異なる。 

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日本社会では、誰とでも仲良くしろと言うものの、実際は、その真逆で、足の
引っ張り合いが多い。 よって、人間関係とは、周囲に合わせるのではなく、
自分で選ぶべき。 その理由は、いくら努力をしたところで、元々理解する
気持ちがない人間には、どう説明しようが、理解出来ないため。 同じものを
見ても、その人の主観によって、見え方が180度違うということも理解すべき。

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今時の超絶ブラック企業では、一度や二度、退職の意思を伝えたところで、
執拗に引き止められて、なかなk辞められないため、自分の身を守る退職
方法としては、連絡なしで出社せず、そのまま郵送で退職届けを出すことが
一番の方法らしい。 連日1~2時間しか寝ないと、思考もおかしくなるらしい。

日本社会は転職を未だに『悪』とみなしているため、その後転職活動は茨の道。
いくら自分に投資をしようが、転職を『悪』としか見なしていない人間には、
何がどう出来ようが意味がない。 日本社会を停滞させているのは、人材の
流動性のなさと、そこから来る生産性のなさが最大の原因。

本来であれば、能力の低い人間は辞めて頂き、能力の高い新しい人材を雇い
入れるべきであるのにも関わらず、日本ではこのような人材の流動性が一切ない。
その理由としては、常に同じメンバーでばかり長年作業をしているため、単なる
仲良しごっこになってしまっているのと、転職を許さない社会であるため、実際は、
有能な人材から企業を辞めて行くのにも関わらず、辞めたその人を悪者に仕立て
上げてしまうところに尽きる。

海外では、転職でキャリアアップするのは当然のことであるのだが、日本の
場合は、下手に転職をしてしまうと、大幅に待遇が落ちてしまうため、命取りに
なりかねないため、一度たりとも失敗が許されない。

欧米型のゆとりのある働き方が日本に導入されるためには、厚生労働省と
労働基準監督署がまともに機能しなければならないのだが、厚生労働省と
労働基準監督署自体がブラック体質であるため、日本の労働環境は、一向に
改善の兆しすら見えない状態が続いている。

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