多言語のススメ ~ロシア・東欧情報~

世界各国のニュースを知る事により、多言語、多文化
共生社会を目指します。
日本ではなかなか伝えない世界各地の真実を伝えます。

記事カテゴリーに CIS独立国家共同体(旧ソ連邦) 他を追加しました♪
    【プロフィール】
    旧ソ連・ロシア、オーストリア、カナダ、ベルギーに語学留学経験あり。
    1991年より、一貫して通訳・翻訳や海外営業等の語学専門職としての経験を
    積んでおり、英語、ロシア語、ドイツ語、フランス語他の多言語を扱う
    語学のプロ。 専門はロシア語⇔ドイツ語の通訳論、言語学、並びに心理学。
    詳細はLinkedInを参照。

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    タグ:日本企業

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    ヨーロッパでは、日本人とドイツ人は、良く似ていると比較されることが多い
    のだが、日本人とフランス人の場合はどうなのだろうか? 余り共通点がない
    ようの思われる両民族なのだが、真逆とまでは行かないが、ほぼそれに近い。

    仕事に対する情熱に関しては、完全に真逆と言っても過言ではなく、フランス語
    には『頑張る』という表現が存在しないことからも分かる通り、あくまでも無理を
    しないのがおフランス流の働き方。 上司よりも先に帰宅することに関しては、
    誰も罪悪感を持っていないばかりではなく、仕事が暇な時には、日本人のように
    わざわざ仕事をしている振りをしなくても良いため、ストレスという観点から見た
    場合でも、フランスの職場は、かなり楽かも知れない。

    有給休暇の消化率は、常にほぼ100%、職場でも常に次のバカンスの話ばかりして
    いるフランス人から見た日本の職場は、一体どうなっているのだろうか? ろくに
    有給休暇すら取れず、その有給を消化出来ないのであれば、企業側がその休暇を
    買い取るべきなのだが、そのような気の利いたシステムを導入している日本企業は
    非常に少ない。

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    仕事に関する情熱ばかりではなく、特に違うのは、転職に関する意識で、何十年も
    同じ職場に居座り続けるのは、フランスではあり得ない。 少しでも給料や条件が
    良い企業があれば、さっさと乗り換えるのがフランスでは常識なのだが、日本の
    場合は、転職自体が悪とされてしまうため、転職でキャリアアップなどという
    考え方は、そもそも存在しない。 むしろ、転職の回数だけ、社会を裏切って来た
    と拡大解釈をされてしまうため、日本企業での転職ほど命取りなものはない。

    フランスでは、仕事などではなく、愛情や家族に重きが置かれているため、皆定時
    ピッタリで帰宅し、その後は、それぞれの自分の人生を楽しむのが普通なのだが、
    そのため、フランスでは先進国の中でも、最も出生率が高く、先進国では深刻に
    なるつつある人口減少社会に一石を投じている。 総じて、時間的な余裕があれば、
    当然、私生活も幸福になれる訳で、日本のように、会社に人生まで奪われてしまう
    社会の方が異常だと言える。

    特に、40代を過ぎてからの日本社会の扱いは酷く、転職出来ない、恋愛出来ない、
    更には、人生を謳歌出来ないと、3重苦の様相を呈しているのだが、それでも誰も
    文句ひとつすら言わずに大人しくしていられるのは、洗脳教育の賜物としか言い様が
    ない。 政治もダメで企業はブラックばかり、アジアの中でも衰退が激しい日本の
    未来に楽観的な見方をするのは容易ではないが、日本人も少しはフランス人を
    見習って、自分の人生を歩んで見た方が良いと思う。

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    また、フランスでは、黙っていれば、文句も異議も無い、最悪、何も考えていない
    バカと思われることもあるため、非常に自己主張が強い国民性と言える。
    基本的に、フランス人は、非常におしゃべりで、相手の意見を全て否定するのが
    フランス流の話し方であり、単にはいはいと何でも相手を受け入れることしか
    しない日本人の場合は、フランスでは、人の話を聞いていないとしか思われない。
    逆に、日本人の場合は、人前で自己主張どころか、自分の意見を述べただけでも
    平気で村八分にされたりと、自己主張やコミュニケーション方法に関しては、完全に
    真逆な思考回路を持っていると考えて間違いない。

    フランス人は、総じて、余り細かいことには固執せずに、おおらかな性格だと
    言われているのだが、それは、日常の生活で不便を感じることが多く、我慢強い
    ためと思われる。 日本の場合は、今日注文した品物が明日届かなければ、即座に
    クレームとなるため、輸送業界のブラック化が叫ばれて久しい。 余り害にならない
    程度の不便さであれば、むしろ、忍耐力を鍛えるという意味でも、歓迎すべき事柄
    なのではないだろうか。

    フランスでは、しっかりと仕事さえしてれば、政治家が不倫や略奪愛をしたとしても
    誰も特に口出しをしないのだが、日本の場合は、政治家がまともに仕事をしなく
    とも、誰も何も言わないため、悪徳政治家にとって、日本はかなりの天国となって
    いる。 むしろ、そのような場合にこそ、国民が政治家に対して、目を光らせる
    べきなのではないだろうか?

    【お勧めの一冊】


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    東京商工リサーチの調べによると、2015年3月期決算において、役員報酬が1億円を
    突破した企業は211社、人数は411人に上った事が分かった。 2012年は、295人、
    2013年は301人、2014年は361人となっているため、高額報酬を得る役員の数は
    明らかに急増している。
     
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    これに対して、従業員の待遇は向上してはおらず、資本金10億円以上の企業における
    従業員の平均年収は2006年には600万円あったものの、2014年は560万円まで
    下がっている。 全体的に見て、従業員の待遇が悪化し、役員の待遇が向上して
    いるのは、ほぼ間違いない。

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    上場500社における日本企業のROE(株主資本利益率)は、米国企業の約4分の1、
    欧州企業の3分の1しかないが、日本企業の収益力は、国際的に見た場合、相当低い
    水準というのが現実。 日本の上位10社の売上高合計は、約130兆円あるものの、
    米国の上位10社の売上高合計は270兆円に達しており、会計問題が指摘されている
    東芝は、同社の売上高はアップルの3分の1、利益は数十分の1にしかならない。
     
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    従業員の待遇も同様で、かつて日本企業と欧米企業の社員の待遇はさほど変わらな
    かったが、最近では、その差が開くばかりで、米国では、既に大企業の新入社員の
    初任給が40万円近くに達しているが、日本では、20万円前後が標準的な初任給と
    なっているため、その差は歴然としている。
     
    1003190128

    役員報酬だけが上がり続けて、グローバルスタンダード並み、一方の従業員の給与が
    下がり続けているのにも関わらず、日本では好景気が続いているのは、極々一部の
    人間だけが潤っている証拠。

    この図式を見る限り、人間の欲とは、飽くなきものというのが良く分かる。 なりふり
    構わずに、右肩上がりばかりを目指していると、こうなるという見本のような話。
    ある程度お金を儲けたのであれば、それを社会に還元すべきだが、全て自分の懐
    だけにしまっているのが今の日本社会。 アメリカ社会で貧困が全くなくならない理由を
    日本人はもう一度深く考えるべきなのでは?

    >>日本の役員報酬が高額化、妥当性はあるのか?

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    2011年から続く貿易赤字。 その赤字額が年々増加していることはニュースで度々取り上げ
    られている通りだが、2014年上半期の貿易赤字は5兆円を超え、またも前年同期を上回った。

    財務省が2014年11月22日に発表した2014年度上半期(4~9月)の貿易統計速報
    (通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5兆4,271億円の赤字と
    なった。 赤字幅は前年同期(4兆9,963億円)を上回り、比較可能な1979年以降、年度
    上半期で過去最大を更新した。
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    日本の貿易赤字の最大の原因は、円安を背景に、海外へ出て行った日本企業の海外工場で
    生産している製品を日本へ逆輸入している事が最大の原因。 スーパー等で販売している
    製品の裏側を見ると、『Made in Japan』は、既に殆どない事にすぐに気付く。

    この自称国際企業は、この先も、税金対策や、人件費の問題等を理由に、日本へは戻っては
    来ないため、この先も、日本の貿易黒字は望めない。 大手企業に限って、どんどん、より
    安価なアジア市場へと出て行ってしまうため、日本全体の国力の低下は否めない。

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