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日本で制作をしている海外輸出製品向け多言語マニュアルは、ネイティブが
読んでも、理解出来ない出来栄えであるため、例え、海外のユーザーが一度
日本製品を購入したとしても、2回目はもうない。

元々、日本のメーカーは、開発でほぼ100%お金を使い果たしているため、
『無料のおまけ』程度の認識しか持ち合わせていない、ユーザーマニュアルに
対しては、お金を殆ど掛けない。 但し、ユーザーが最も利用するのは、
実は、マニュアルや製品に内臓してあるUIメッセージである。

世界一のクオリティでも日本製品はなぜ売れない?
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さほど使わない新機能を開発するのであれば、その労力を多少なりとも、
ユーザーマニュアルの制作に費やすべきなのだが、酷いものの場合は、
ドイツ語の中にオランダ語が入っていたり、ロシア語の中にウクライナ語が
入っていたりとかも日常茶飯事。

その原因は、その言語を全く理解していない人間が、かなり適当に編集
作業をしているため。 逆の立場になって考えてみれば、すぐに分かる話だと
思うが、日本語の中に韓国語や中国語が入り混じっているマニュアルを制作して
いる企業の妖しい製品など、誰も好き好んで購入しないのと全く同じレベルの
お話。

日本人同士の会話も、完全に内向きで、一切外を見ていない。 よって、
今でも日本では鎖国状態が延々と続いている訳なのだが、今となっては、
日本は海外からも無視される存在にまで成り下がった。 今時、海外で、
『Sony』などという時代遅れな看板などは、まず目にしない。

日本人の「外国語音痴」は、国策と言っても過言ではなく、この先も海外には
目を向けさせないように、わざと外国語教育をおろそかにして、本物の民主主義と
言うものを民衆には見せないようにする方針を貫くと思われます。

世界で最も簡単な言語のひとつである英語は、文法的にも、特に難しい
ところはなく、非常に簡単な言語なのだが、それすらまともに話せないのは、
国民に外界との接点を持たせないようにするためとしか思えない。 恐らく、
日本人のTOEICの平均得点は、300点前後だと思うのだが、海外の高卒の平均的な
TOEICの点数は500点、大卒の平均的な点数は700点程度。

100点満点の評価において、30点程度しか取れないレベルでは、世界に出ても
箸にも棒にも引っ掛からないレベルであり、第一外国語がロシア語の北朝鮮の
英語教育のレベルをも下回る、何ともお粗末な日本の外国語教育レベルと
なっている。
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ハッキリ言って、まともな生活をしたいのであれば、日本からは出て行った方が
賢いと言わざるを得ず、そもそも、お金を支払ってまで、大学で勉強をしない
という風潮自体を改めるべし。 20年程前までは、『バカは出さないが、天才も
出さない』という教育方針だった筈なのだが、今では、『バカ以外は出さない』
レベルまで、日本の教育は落ちぶれ果てている。

英語を日本の公用語にしてしまった方が、色々と楽だと思うのだが、方言を
矯正するのと、英語の習得には、労力的に、同等程度の苦労を強いられるため、
日本以外では、特に使い道すらない日本の標準語を習得したところで、使い道が
限定されてしまうと思う。

これまでに、多言語マニュアルを請け負っている企業をかなりの数見て
来たが、ハッキリ言って、まともなレベルで多言語翻訳を行っている翻訳会社を
これまでに1社たりとも見た事がない。 その理由は、日本では外国語が専門では
なくとも、誰でも翻訳会社を設立出来、かつ、何の知識もなくとも、誰でも気軽に
翻訳者になれるため。

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