アムステルダムは、17世紀に世界一の港街として栄え、現在でも国際的な金融や
商業の街として栄えている。 様々な宗教や異なる人種が共存しているが、
差別がなく、外国人に対しても、開放的な街として知られている。
アムステルダムの街は、港を背にして立つ中央駅から半円形に広がっている。

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この街の歴史は、13世紀に漁師達がアムステル川にダムを築いて住み始めた
ことから始まった。 かつて、そのダムがあったダム公園は、アムステルダムの
中心地としていつも沢山の人で賑わっている。 アムステルダムは、運河の街
であり、半円形の街の中には、年輪のように広がる5本の大きな運河と、それらを
網の目のようにつなぐ小さな運河が流れ、その長さを全部合わせると、約100キロ、
橋の数は1,200にも及ぶ。

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運河沿いには、独特の屋根の形をした古いレンガ造りの建物が並んでいます。
この街が貿易で栄えた17世紀から、19世紀頃に掛けて建てられたものが多く、
鉛筆のように細長い形をしています。 運河に面した場所は、運河からの
荷揚げに便利なため、商人がこぞって館を建てたため、一軒辺りの間口が狭く、
奥行きの深い建物になったと言われている。

17世紀から19世紀に建てられた建物は、外観だけ市の補助により昔のままに
保存されており、室内は近代的に改築され、住まいや商店、銀行、博物館等と
なっている。

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【政治の中心地 デン・ハーグ】

アムステルダムは、オランダの憲法で首都として定められているが、国会を
はじめ、多くの官庁や最高裁判所等がある実際の政治の中心地は、オランダ
第三の都市、デン・ハーグとなっている。 日本大使館をはじめ、各国の
大使館もこの美しい静かな街に置かれている。 市内には、世界平和への願いを
込め、アメリカの鋼鉄王カーネギーが出資して建てられた平和宮(国際司法裁判所)
があり、現在は国連が管理して様々な国際間の争いを解決する場になっている。

建設の際には、オランダが敷地を提供し、建物内部の装飾品や建材の大理石等は、
全て世界各国から寄付された。 日本からは、西陣織の壁掛けが贈られた。
官庁が集まっているビネンホフには、中世に建設された建物が中央官庁舎
として使用されており、国会議事堂や、王族が執務する宮殿がある。

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