現代社会は、ほんの一握りの支配階級によって、社会全体が支配され、社会格差が
年を追うごとに広がっている。 現代社会においては、子供は既に贅沢品となって
おり、極度に不安定な雇用条件により、既に結婚すらしない社会においては、
子供の貧困以前に、社会全体、国民全体が貧困となっている。

結婚は出来ただけで勝ち組、ましてや、子供を設けられただけでも、十分勝ち組と
言えるかも知れない。 そんな社会においては、子供手当てがどうのと言われても、
『馬の耳に念仏』ならぬ、『勝ち組に補助金』となるため、社会的な関心が薄い。

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一般労働階級の日常的な生活においては、ほんの数十円ですらケチって生活を
しないと、既に生活が成り立たない状況となっており、そもそも、給料が余りにも
安過ぎるため、関東では、既にダブルワーク、トリプルワークが当たり前なのだが、
地方には、何故かその情報が全く伝わらない。 情報伝達に問題があるのは、何も
格差社会ばかりではないが、特に、情報伝達を阻害しているのは、無関心による
ウソの拡散。

2000年前後位から、インターネットが急速に普及し、ウソ、間違いだらけの
マスメディアに対しては、不信感が拭えないため、インターネット上の情報を
鵜呑みにしてしまう人間が増えが、そのインターネットの情報もウソだらけで、
ウソと本当の境界線が非常に曖昧となったため、インターネットの世界こそ
ウソだらけと言っても過言ではない。 

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SNS等により、情報の伝達は、以前と比較すると、飛躍的に上がった筈なのだが、
日本人のSNSの使い方は、綺麗ごと、あるいは、うわべ的な事柄しか言わないため、
正確な情報が伝達されているとは言えない。

疑わしい情報や、明らかにウソと分かる情報は、基本的にシェア拡散をしないのが
大鉄則なのだが、思考停止時代のウソの情報伝達ほど早いものはない。 単なる
ウソや出まかせに限らず、その伝達途中で、情報が更に歪み、ありもしない
都市伝説にまで大化けているものまである。

ウソと真実を見極めるためには、それなりの知識と情報を見て、自分の頭を使って
判断をするのが一番なのだが、何もかもが『右へ倣え』の日本社会においては、
他人と違う意見を主張をすると、社会からつまみ出されてしまう可能性が高いため、
なかなか真実を言うことが出来ない。 また、右の人と同じ意見を言っておけば、
少なくとも、社会から浮くことはないため、『安心感』という名の社会保障の
ようなものを皆手に入れたがっていると言った方が分かりやすいのか。

ウソだらけの社会を変えるためには、もっとそれぞれが腹を割ってウソ偽りのない
現実的、かつ、建設的な話し合いをしなければならない。 一人ひとりの意識が
変わらなければ、ウソだらけの社会は何も変わらない。

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