日本社会が危機的だと痛感するのは、前復興大臣の数々の暴言を見ても分かる通り、
専門を完全に無視して、ある日突然『鶴の一声』により、何もかも仕事を丸投げ
されるところ。 元々、経験どころか、興味すらない人間にその仕事が勤まる筈も
なく、そのような人間ばかりがこの日本社会を支配しているため、当然、労働生産性
など上がる訳がない。

問題は、あくまでも他人事で済ませている政治家が多いところで、単に指名された
からと言って、やっつけ仕事的な感覚で、大臣やら政治家をやってもらっては困る。
知らない、あるいは、興味がないのであれば、最初から辞退すべき話。 そもそも、
政治家の給料は税金なので、国民の方を向いていない政治家は必要ない。

このような国にしてしまったのは、元々は、国民の責任で、ひとりひとりがこの国に
対して責任を持っているという自覚を持たない限り、この国は何も変わらない。
誰も一切責任を取らない無責任社会が招いた末路。 そもそも、何も責任を取らない
のであれば、何も言うべきではないが、バカは自分が何を言っているのかすら分から
ないらしい。 元々、思ってすらいないことを口にする筈がないため、素養の問題。
日本は、適材適所に人員を配置するという基本的なことが全く出来てはいない。

所詮、関東や他地域の人間の殆んどは、被災地などには全く関心がないのだが、
今回の件は、単に自民党の本音が出ただけで、自らの過ちを認めるどころか、それを
擁護する時点で、自民党の腐り具合が良く分かる。 このまま自民党に政権を任せて
いると、被災地どころか、国民全員が見殺しにされてしまう。 『自己責任』とは、
自分では絶対に責任を取らない人間の捨て台詞でしかない。

前復興大臣が放った、『東北で良かった』という一言は、当然酷いのだが、関東の
老害のレベルは、大体あんな程度か、それ以下で、不都合な質問をすると、
たちどころにぶち切れて、周囲が空気を読んで全て前もって対処なければならない。
そのような事ばかりを日々繰り返しているため、嗜め役がおらず、日本はブラック
企業ばかりの社会となった。

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東北の小学校の社会の授業では、『福島の原発は、東電のもので100%関東に送電を
しているため、福島の住民達は、原発の電力を一切使えず、更に、福島は東北電力の
管轄なので、宮城県内に原発を造って福島にも送電しなければならない』と教えて
いるが、関東では『原発はクリーンなエネルギー』としか教えていない。

約150年前の戊辰戦争での敗北後、福島は関東の電力供給のための植民地に
されたが、仙台は軍事基地にされた。 戦前の仙台は、日本でも指折りの軍事都市。
そのお陰で、太平洋戦争でも宮城県は全土に渡り、何度も空爆された。 米軍
基地は、いつかなくなるかも知れないが、自衛隊は未来永劫なくならない。



東北・北海道は、日本からは独立すべきで、そうしなければ、東北から関東のための
原発と送電施設は未来永劫なくならない。 福島に東電とJパワーの発電所が
集中的にあるのは、関東への被害を最小限にするためのもので、福島以外にも、
青森の大間、東通、新潟の柏崎刈羽原発も関東に送電するための施設。 関東は、
今でも福島の火力発電所と水力発電所から送電を受けている。

このまま劣化した人材の宝庫、東京と一緒に居たところで、利用されるだけ利用
されて、特に利点はない。 電力の搾取は今に始まった話ではないが、原発が安全
だと言い張るのであれば、東京都内に原発を造るべき。

先日初めて首相官邸前デモを見に行ったが、『被災者守れ!』と言っている被災者
とは、100%福島の原発被災者限定で、津波被災者は一切含まれていない。 自分の
思想のために、被災地を利用するのは止めるべき。 元々、『脱原発』は、言って
いる内容が利己的過ぎるため、主張している内容が、全体的におかしい。
そもそも、自分の主張を受け入れて欲しいのであれば、相手の話も聞くべき。
物事は、多角的に見てこそ、真実を見極めることが出来るのだが、一方的なもの
の見方しか出来ない人間に、真実は見極められない。

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