2017年7月2日、東京都議選挙は、過去に類を見ない程の自民党の大敗に
終わったが、安倍首相は7月1日、秋葉原で都議選初の街頭演説に立った。
支持者に交じって反安倍派の『安倍辞めろコール』が飛びかい、一時演説が
聞こえない程の怒号となったが、安倍首相は、反安倍派の国民らに向かって、
『こんな人たちに負けるわけにはいかない!』と応酬した。



一国の首相たるもの、例え、反対されようとも一般市民に向かって『こんな人たち』
などという悪態は言葉は吐くべきではない。 これが、長年一党独裁を続けて来た
自民党の体質であり、国民からの支持を得られていない根本的な原因なのだが、
その事実を全く認めようともせずに、むしろ、国民の側を批判する政治家にこの国を
任せて良いものなのだろうか。

自浄能力のない政治家には、己の問題点が全く見えてはおらず、国民のためでは
なく、自分たちのためだけに政治を行っていると言っても間違いではない。
民主主義国家とは、国民が常に主権を持ち、政治家を常に監視し、正しい方向に
導かなければならないのだが、日本の場合は、政治をタブー視している人間が
余りにも多く、民主主義国家として全く機能していない。

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ヨーロッパでは、中学や高校の授業で、選挙について必ず学ぶため、当然、政治に
対する国民の関心も高い。 日本でも国民が政治に関心を持てるような学校教育を
構築して行かなければならないのだが、自ら『愚民政策』を推し進めている自民党に
そのような期待は出来る筈がない。

世の中には、発する言葉は上品だけれど志が低い人もいれば、表現は下品だけれど、
志は高いという人もいる。 そんな中で救いようがないのは、言葉も表現も下品で
志も低い人。 社会批判や政治批判をする場合は、多少の言葉の汚さは仕方がない
と思うが、最も可愛そうなのは、他者からの批判を恐れる余り、上品な言葉で
一切中身のない話題しか提供出来ない人間なのではないか。

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