エリートスポーツ学校とは、ドイツオリンピックスポーツ連盟が主に10歳から
15歳を対象とするスポーツタレントに、学校教育と寄宿舎での居住を保障しつつ、
強化種目に関する高度なトレーニングを実施していると認定した育成施設である
(認定制度の開始は1997年)。

現在ドイツには43のエリートスポーツ学校が存在しており、それぞれに地域性や
伝統が反映された強化種目が設定されている。 各エリートスポーツ学校は、
夏季および冬季オリンピック大会が終了するごとに、該当する強化種目に応じて
認定評価を受けなくてはならない。 尚、現在約11,300人のスポーツタレントが
エリートスポーツ学校で育成されている。

エリートスポーツ学校の運営形態は、スポーツ教育に重点を置く、いわゆる
「スポーツ強化学校」の中にトレーニング、学校教育、寄宿舎での居住の3機能を
集中させる「単一学校型」と、オリンピック支援拠点にトレーニングと寄宿舎での
居住の2機能を、また、その近郊にある複数の学校に教育の機能を担わせる
「包括施設型」に大別される。 前者は、ドイツ民主共和国の児童・青少年
スポーツ学校の後継施設である場合が多く、従って東部ドイツ地域に集中的に
みられる。

近郊に位置する競技力の高いフェラインとの連携の下で、午前の授業時間内と
午後の放課後にトレーニングを実施出来る点が特徴である。 後者は、基本的には
再統一前のドイツの全寮制スポーツ学校の運営形態を引き継いでおり、従って
西部ドイツ地域に多い。 スポーツタレントは、オリンピック支援拠点において
常時トップレベルのコーチによる指導を受けることができる。 尚、両者共に
学校教育をトレーニングと同様に重視しており、それによって、学業を優先し、
スポーツキャリアを断念するスポーツタレントが以前よりも減少しているという。
近年のオリンピック選手に占めるエリートスポーツ学校出身者の割合は高く、
例えば2008年の北京オリンピック夏季大会では29%、また2010年のバンクーバー
オリンピック冬季大会では51.3%に達している。 こうしたデータは、エリート
スポーツ学校が、ドイツの競技スポーツシステムを支える極めて重要な育成施設で
あることを示している。

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【エリートスクール】
ドイツ国内には現在、下記の43都市にスポーツ・エリートスクールがある。
● アルテンベルク ● カールスルーエ
● ベルヒテスガーデン(スキー) ● クリンゲンタール
● ベルリン(HPスポーツセンター) ● コブレンツ
● ベルリン(フラトフ・ハイスクール) ● ライプツィヒ
● ベルリン(ペルヒャウ・ハイスクール) ● レーヴァークーゼン
● ボッフム・ヴァッテンシャイト ● マグデブルク
● ボン ● マンハイム
● ケムニッツ ● ミュンヘン
● コットブス ● ノイブランデンブルク
● ドレスデン ● ニュールンベルク
● エアフルト ● オーバーホーフ
● エッセン ● オーバーストドルフ
● フランクフルト(マイン) ● オーバーヴィーゼンタール
● フランクフルト(オーデル) ● ポツダム
● フライブルク ● ロストック
● フルトヴァンゲン ● ザールブリュッケン
● ハレ ● シュヴェリーン
● ハンブルグ ● シュトゥットガルト
● ハイデルベルク ● タウバービショフスハイム
● ハノファー ● ヴィンターベルク/ヴィリンゲン
● イエナ ● カイザースラウテルン

※ドイツサッカー協会にも同様サッカーのエリートスクールがある

【チャンピオンスポーツのためのパートナー大学】
1999年には「チャンピオンスポーツのためのパートナー大学」制度も開始され、
現在約90のパートナー大学に在籍する約1,200人の学生アスリートが、
トレーニングによって生ずる学業負担の補償支援を受けながら、スポーツと
高等教育修了のダブル・キャリアの実現を目指している。

【スポーツ指導者の種類と指導内容】
①C級トレーナー:特定の種目についての基礎的指導、競技力向上へと導く。
②B級トレーナー:特定の種目についての専門的指導、競技力向上のための
 優秀な選手の発掘。
③A級トレーナー:特定の種目について体系的に競技力向上の指導を行い、
 各個人の高度な技術指導を行う。
④ディプロムトレーナー:国際級選手のトレーニングの計画、実施、評価、
 実技指導者やコーチに対する指導、助言を行う。
⑤専門指導者:特定の種目について基礎的指導を行い、生涯スポーツ活動の
 推進をはかる。 各スポーツ種目で、初歩的な運動プログラムを提供する。
⑥指導者:スポーツ種目全般の基本的運動プログラムを提供し、生涯スポーツの
 推進を図る。
⑦予防・リハビリテーションスポーツ指導者:障害者などの特別なトレーニングや
 練習プログラムを指導する。
⑧青少年指導者:生涯スポーツにおける青少年に適したプログラム作りと実施、
 並びに、余暇教育、青少年施策についてのスポーツ以外の催し物とプログラム
 作成、および、それらの実施を行う。
⑨スポーツ理学療法士:トップアスリートに対して治療を施したり、海外遠征、
 競技会に随行し、治療にあたる。
⑩組織マネージャー:スポーツフェラインの運営管理の仕事に携わる。
⑪組織マネージャー:(専門養成1-4)専門養成
 1:スポーツフェラインにおける指導と法律の仕事専門養成
 2:スポーツフェラインにおける企画と運営専門養成
 3:スポーツフェラインにおける財政、税金、保険専門養成
 4:スポーツフェラインにおける広報活動、宣伝およびマーケティング
⑫組織マネージャーA:スポーツフェラインおよびスポーツ関係団体責任者として、
 統括、指導、
運営管理を行う。
⑬スポーツ経済専門ディプロマ:組織マネージャーの最上級資格であり、
 社会科学的分野の指導的立場に立つ人材として、専門的な仕事に携わる。

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