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東京港区にある増上寺は、徳川将軍家の菩提寺として、2代秀忠、5代将軍兄弟の綱重、
6代家宣、7代家継、9代家重、12代家慶、14代家茂の6人の将軍の他、女性では将軍
正室として2代秀忠夫人崇源院、6代家宣夫人天英院、11代家斉夫人広大院、13代家定
夫人天親院、14代家茂夫人静寛院の5人、将軍の側室としては3代家光の桂昌院、6代
家宣の月光院など5人、その他、将軍の子女を含む計38人がこの地に埋葬されている。



徳川将軍家墓所は、これまでは、年に一度の特別公開日を除いて、非公開であったが、
2014年4月2日より、一般公開となった。 戦前までの芝増上寺の境内は、今の3倍程度の
敷地があり、これらの霊廟に祀られていた遺体は、1958年(昭和33年)に改葬され、
墓所は増上寺本堂裏に移転している。 現在の増上寺徳川家墓所の入口の門は、もと
文昭院霊廟の奥院の門だったもの。 秀忠夫人崇源院霊廟の一部は鎌倉建長寺に
移築された。 霊廟跡地は、東京プリンスホテル(文昭院、有章院等)、ザ・プリンス
パークタワー東京(台徳院、崇源院等)となっている。

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その中でも、2代将軍秀忠公の御霊屋である台徳院は、日光東照宮にも負けない程の
絢爛豪華さを誇っていたが、昭和20年の東京大空襲により消失し、それまで国宝指定
されていた、焼け残った一部の将軍家の建築群も、全て国宝から外された。 台徳院は、
江戸初期の寛永9(1632)年に建立されたもの。 その実像を唯一知る事の出来る
精巧な模型が英国で見つかり、修復を経て2015年4月から増上寺で公開が始まった。

秀麗な彫刻や極楽浄土を夢想させる極彩色は、戦後70年の間、歴史のふちに長きに
渡って忘却されていたが、この度、約100年ぶりに日本への里帰りが実現したもの。

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