『派遣切り』は、最近では、とんと聞かなくなった死語の一種。 但し、東朝鮮に
おいては、名前さえ変更してしまえば、何をやっても許されるという、無礼講まがいの
しきたりがあるため、現代用語に正しく言い直すと、『派遣の契約満了』。 その名の
通り、『契約を更新しない』という意味しかないため、派遣社員を切った事にはならない。

現在の大手企業においては、その時々の情勢やら、気分やらにより、派遣社員を
はじめとする、非正規雇用者の出し入れなどは、全くもって、『モノ』と同じで、ものの
数ヶ月単位で、お気軽に出し入れ自由となっており、ちょっと人手が足りなくなったと
言っては、派遣社員を気軽に雇い入れ、やれ、財源が厳しいとか、やれ、気に入らない
だとかの難癖を付けては、気軽に切捨てている。

企業側としては、安い人材を気軽に確保出来、かつ、いつでも出し入れ自由、更に、
ボーナスや交通費等も全く必要ないため、自分たちが財源を溜め込む際には、
かなりの好都合。 しかも、入社したら最後、石にかじりついてでも退職などをしない
人材などを入社させてしまった日には、それこそ、死ぬまで面倒を見なければならなく
なるため、おいそれとは、ゾンビ社員なんかを入社させられない。 そんな状況が
長く続いたせいか、現在の日本における、正社員の比率は、ますます落ちる一方。

バブル期に大量採用した『残党』がそこかしこにのさばっているため、気軽に新入
社員すら採用出来ません。 今となっては、途中入社なるものも、ほぼ不可能で、
現在の日本は、人材の流通が、ほぼ止まっているか、または、『ブラック企業』に
代表される、企業に『使い捨て人材』として、次々と『モノ』のように切り捨てられるかの
何れか。

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『アベノミクス』により、景気が回復したと、あちこちで耳にはするものの、そんな
好景気は一体どこの国にあるものやら?と本気でクビをかしげてしまうような
有様で、最近では、好景気を装って、既に少数派と化している『正社員』の給与と
ボーナスを若干引き上げてしまったがために、今度は、予算面が厳しくなり、常々、
『予算削減せよ!』と口が酸っぱくなるほど社内に呼び掛けをしてみたところで、
ゾンビ社員の耳には、馬の耳に念仏。

派遣社員の3倍以上の給与を貰っているため、自己満と社会見学を兼ねて、
海外の『可哀想な 子供たち』を助けては見るものの、すぐ目の前で自分がこき使って
いる、『可哀想な非正規社員』などには、目もくれず、今日も仕事の丸投げに
明け暮れては、社会のお荷物と化しております。

更に、こんな歪な社会は、どこ吹く風と、『知らぬ存ぜぬ』と周囲どころか、自分すら
押し殺し、隣で誰が死のうが、そ知らぬ顔で、『自分は幸福』だと、充実した毎日を
おくっていられるのは、バブル世代以上の人間である事にすら、気付かぬ世の中に
なってしまいました。 これは、ある意味、『国策』とも言えるため、非正規社員などと
言う、『社蓄』ごときに、個性やら感情やら、ましてや、恨みなどを持たれぬように、
学校、メディア、情報統制等を通じて、日々洗脳活動に精を出しているのが、今の
日本の政治なのでは。

数年前までは、年末になると、大量に非正規社員が切られるため、『派遣村』なる
ものも、日本のあちこちに現れたものだが、今では、その非正規社員が増え過ぎて、
そんな事すら言っていられなくなったのか、『生活保護』等のセイフティーネットすら
ろくに構築されていない、日本に置いては、その場を去れる、唯一、かつ、手っ取り
早い方法が、『自殺』となっております。 『自殺』と言うと、惚れた腫れたかと思いきや、
今では、不安定な雇用による自殺が、ダントツ。 その昔、自民党が推奨した、
『新しい働き方』とは、従来の『全うな働き方』を完全否定しており、お金持ちには
優しく、貧乏人には、とことん手厳しい国が、黄金の国ジパングとなっております。

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