多言語翻訳 Samurai Global ~多言語のススメ~

世界各国のニュースを知る事により、多言語、多文化
共生社会を目指します。
日本ではなかなか伝えない世界各地の真実を伝えます。

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    タグ:大学

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    アメリカの刑務所では、番組を流し続けることによって、刑務所内の囚人を
    おとなしくさせている。 テレビをずっと見続けると、前頭葉という自発的に
    考える脳の部位が退化して家畜のようになる。
     
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    日本では、小泉政権が構造改革を開始して以降、長時間のバラエティー番組や
    お笑い番組ばかりが編成されているが、これは、視聴者である国民の思考力を
    奪い、資本家にとって、都合の良い法律を作るための手段だと指摘されている。
    このように国策として国民の白痴化を進めることを『衆愚主義』、または、
    『愚民政策』と言う。

    特に、日本の大学の教育水準は、世界最低水準のアメリカと同等レベル程度
    しかなく、ウソと現実の区別が付かない人間が非常に多い。 ヨーロッパの
    大学生の話している内容は、日本人やアメリカ人学生のようにバカ丸出しではなく、
    政治的な事柄や、世界情勢まで、基本的には学問以外の話はしない。
     
    現状、中央メディアは、完全にアメリカに毒されており、日本の自称インテリ達は、
    アメリカ寄りの記事して書いていない。 その理由は、英語以外理解出来ないため。
    世界で最も簡単な言語は英語だが、ヨーロッパの情報は、ほぼ日本には入らず、
    全てアメリカからの垂れ流しニュースばかりとなっている。
     

     
    基本的にメディアは、視聴率が大切なので、事実なのかどうかよりも、国民が望む
    ものを放送するのだが、その最たるものが、お笑いやおバカタレントの横行。
    そもそも、標準語ですらまともに喋れない人達の言っている内容は、全く中身が
    なく、見た目やその場だけが盛り上がれば良いという、日本人の根本的な稚拙な
    精神構造をさらけ出している。
     
    特に、日本のロシアに対する偏見は、相当酷いものがあり、何もかも100%アメリカ
    寄りの報道以外は流さない日本の報道には疑問しか感じない。 元々、ロシアに
    対する何の基礎知識すらないのに、相当適当な事を平気で電波でも流しているため、
    テレビも新聞も読む価値すらない。 間違いだらけで、アナログなテレビは一切
    見ないが、特に不要なのが、NHKに代表される地上波放送。
     
    ウソを見抜くためには、正しい知識を持つしかないのだが、多角的なものの見方が
    出来ない人間は、簡単なウソでもすぐに騙される。 そもそも、事実とはひとつ
    だけではない。

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    アメリカ一辺倒の報道を正す意味でも、ドイツ語、フランス語、ロシア語、
    スペイン語、中国語も小学生から習えるようにすべき。 ロシアでは、小学校4年生
    から、ドイツ語、フランス語、英語、スペイン語、日本語、中国語の中から選択制で
    外国語を学ぶことが出来る。 また、海外の大学では、専門を2つ持つのが普通
    だが、日本の大学では、専門を1つしか持たないのに、それすらまともには
    出来ない。

    知らないまではまだ許せるのだが、知ろうともしないのは絶対に許せない。
    知らないのであれば、学ぶべきで、学ぶ気すらないのであれば、何も言うべき
    ではない。

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    ロシア第3の都市、ノボシビルスクは、『シベリアの首都』と呼ばれており、
    シベリア最大の学術研究都市である。 日本のつくばは、このノボシビルスクを
    まねて造ったとも言われており、国立ノボシビルスク大学のレベルは、ロシアでは、
    モスクワ大学に次いで、第2位となっている。 理系が非常に強い大学であるため、
    現在、ノボシビルスク大学の日本の姉妹校は、同じく理系が強い国立東北大学と
    なっている。 尚、ドイツの姉妹校は、オルデンブルグ大学となっており、
    大学側が用意してくれた学生寮では、ドイツ人2人と生活を共にすることとなった。

    ノボシビルスク大学への入学は、簡単なものではなかった。 特に、外国人が
    ロシアの大学に入学をする際には、エイズ検査が必須となっており、その他にも、
    大学側からの招待状と学費の前納が大前提だった。 大学への入学後は、ロシア人
    学生と一緒の授業を受けたものの、全てのロシア語を理解出来ている訳ではない
    ため、かなりのハンデとなった。 その理由から、担当教授とのマンツーマンでの
    ロシア語での特別授業が始まった。 そこでは、古代教会スラブ語を習うように
    言われたのだが、既に死語である教会スラブ語は、使う場所が全くないため、
    教授に頼み込んで、ドイツ語を専攻することにした。

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    丁度、学生寮では、ドイツ人2人と生活をしていたため、このことをドイツ人学生に
    話したところ、親切にも、無料でドイツ語でのマンツーマンの授業をしてくれた。
    この日から、外ではロシア語、学生寮の中では、ドイツ語で話す生活が始まった。
    元々、ロシア語とドイツ語は文法的にかなり似ているので、両立はさほど難しく
    なかったのと、日本の大学ではやることがなかったため、ドイツ語をかなり本気で
    学んでおり、特に苦にはならないどころか、自分の知識が目に見えて増えて行くのが
    手に取るように分かったため、毎日が充実していた。

    ノボシビルスクは、学術研究都市であるため、行くところと言えば、ショッピング
    センター(ロシア語では『商業中心』と言う)と本屋めぐりぐらい。 たまたま、
    札幌に昔留学をしていたというカザフ人女性と知り合いになり、度々家にも遊びに
    行くようになった。 更に、そのカザフ人の友人の旦那さんの実家があるアルマ・
    アタ(当時はカザフの首都、現在の名前はアルマトゥイ)に遊びに行くことになった
    のだが、その当時、ロシアとカザフスタンの間には、国境があったものの、国境での
    パスポートチェック等は一切なかった。

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    当時のロシアは、ロシア・ルーブルを使用していたのだが、カザフスタンは、ソ連
    時代のルーブルをまだ使用しており、カザフスタンの通貨である『テンゲ』は、
    その1年後ぐらいまで全く流通していなかった。 ノボシビルスクからアルマ・
    アタまでは、電車で40時間、運賃は、日本円にして40円であった。 この旦那の
    方は、現在、カザフのアクタウに住んでいるが、20年以上も音信不通だったが、
    今ではFacebookで繋がっているため、良い時代になったものである。

    ソ連崩壊とは何だったのか? その①
    ソ連崩壊とは何だったのか? その②

    ソ連崩壊とは何だったのか? その③
    ソ連崩壊とは何だったのか? その④
    ソ連崩壊とは何だったのか? その⑥
    ソ連崩壊とは何だったのか? その⑦

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    台湾人の識字率は、96%以上で、就学人口は、人口の4分の1にあたる。
    日本と同じく6歳から15歳までの児童に義務教育が課せられ、義務教育期間中の
    学費は、政府が負担する。 低学年では、算数の基礎の他、理科や道徳が重視
    されている。 中学校や職業訓練校では、進学や技術職のための過程が設け
    られている。

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    大学および大学院の学生は、計約65万人で、人口比では日本よりも多く、
    受験戦争も厳しい。 また、アメリカやイギリスなど海外への留学生も多く、
    日本へは1,600人余り(1998年)が留学している。

    台湾の大学では、数千人の外国人留学生がおり、中国文化、中国語(北京語)、
    医学、工学などを学んでいる。 台湾で最も古く規模が大きい大学は、日本
    統治時代の台北帝国大学を引き継いだ国立台湾大学である。

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    イングランドでは、5歳から16歳の子供は、義務教育を受けなければならない
    ことになっている。 識字率は、99%で、ほとんどの子供が公立の学校に
    通っている。 これらの学校の中には、イギリス国教会やローマ・カトリック
    教会など、宗教的なつながりを持つものも多い。

    イートン校、ハロウ校、チャーターハウス校など私立の学校に通う者も少数いる。
    これらの学校では、授業料を取り、私立であるが、パブリックスクールと
    呼ばれて来た。

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    初等教育は大体11歳で終わり、中等教育は16歳までである。 中等教育の
    ほとんどは、総合中学校で、生徒達は多くのコースの中から自分に合った
    ものを選ぶことが出来、また、能力によって区別されることはない。

    中等教育修了後は、技術や職業訓練を受ける学校に通うことも出来るし、
    大学に入るための勉強を続けることも出来る。

    イングランドの最も有名な大学は、12世紀に創設されたオックスフォード大学と
    13世紀創設されたケンブリッジ大学である。 最高レベルの教育を誇るこれらの
    大学は、いくつものコレッジ(学寮)から成っている。 1945年以来、政府は
    放送大学などの大学を創設して来た。 放送大学はキャンパスを持たずにテレビ、
    ラジオ、ビデオ、郵便などを通じて授業をする大学である。

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    15世紀と16世紀にヨーロッパ各地で生じた経済活動の変化には、社会と宗教の
    変化も重なっていた。 それまで何百年に渡って、スイスはじめ他の国々は、
    ローマカトリックの忠実な教徒だった。

    だが、僧侶の中には、金持ちになって悪いことをし、互いに権力を張り合う
    ものが出て来る。 それに対して、他の宗教の指導者達が抗議し、協会の
    運営について改革を求めた。 その要求が、宗教改革の始まりとなったのである。

    スイス同盟内で宗教の改革を最も熱心に進めたのは、チューリヒ出身の
    ツウィングリというカトリックの僧侶である。 ツウィングリは、ドイツと
    フランスの改革者と共に、カトリック教会の贅沢な儀式を止め、聖書を信仰の
    もとにするより簡素な宗教、つまり、プロテスタントの信仰を目指した。

    ツウィングリが唱えたプロテスタントの哲学は、間もなく他のドイツ語圏の
    スイス都市に伝わる。 だが、特に農村のカトリック教徒の多くは、この改革は、
    自分達の信仰を攻撃するものであると考え、ツウィングリとその運動を恐れた。
    スイスは、カトリック教徒とプロテスタントに二分され、両者は戦いによって、
    その対立を解決しようとした。

    1531年、カトリック派の農村州ウーリ、シュウィーツ、ウンターワルデン、
    グラールス、ツーク、アペンツェルが結束して軍隊つくり、チューリヒの
    カッペルでツウィングリの一派と戦った。 ツウィングリは戦死するが、
    後の和平協定により、スイス人に信仰の自由が認められた。

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    ツウィングリの死後、もう一人のプロテスタントの改革者であるフランス人の
    カルバンが、自分自身の信仰の教えを更に広めるために、ジュネーヴに移った。
    カルバンは、教会と政治は密接な繋がりを持つべきだと考えた。 やがて
    ジュネーヴの有力者達は、カルバンにその考えを実践する機会を与えた。

    宗教改革に熱心である上に行政の能力もあったカルバンは、ジュネーヴの政治と
    宗教を組織し直した。 これによって、市の政策を決定する権利は教会から
    独立した市参事会に与えられ、市参事会は、改革された教会の教えに従って市を
    統治することになる。

    法律の制定にも教会の意見が反映されたので、カードゲームやバックガモン
    (すごろくに似たゲーム)、飲酒など、カルバンが罪深いと考えた行為が禁止
    された。 カルバンはまた、宗教の学院を創設し、これが後のジュネーヴ大学に
    なった。

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    海軍省と冬宮との間の通りを進むと、ネヴァ川に掛かる宮殿橋に出る。
    最初の橋は1856年に完成した。 現在の橋は、開閉式で、1912年に作られた。
    橋を渡ると、ヴァシリエフスキー島である。

    ヴァシリエフスキー島は、一時期ピョートルがペテルブルグの中心地にしようと
    考えたところであった。 しかし、貴族たちは、海軍本部からネフスキー大通りの
    方面に住むことを望み、この島に住もうとしなかったので、ピョートルの思惑は
    実現しなかった。 とはいえ、ピョートルの重要な機関をこの島に作った。

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    橋を渡ると、大ネヴァ川に沿った大学河岸通りとなる。 まず最初の塔のある
    緑の色の建物が文化人類学博物館である。 これは、ピョートルがヨーロッパ
    旅行の際に、入手したさまざまな品物を収容展示するために1714年に作られた
    最初の博物館が基になっている。 建物は1734年にゲオルグ・マッタルノーヴィの
    設計によって作られたバロック風のものである。 17世紀には色々な学術研究
    機関が入っていたが、その後、元の博物館に戻り、今日に至っている。

    次の建物は、旧科学アカデミーの建物である。 科学アカデミーは、1724年、
    ピョートルが死の直前に設立を決定した学術機関である。 科学アカデミー
    会員は、最初は外国人ばかりであったが、1742年にロモノーソフが最初のロシア人
    会員となった。 現在の建物はクワレンギが設計し、1785年に完成した。
    科学アカデミーは1934年までここを本部とし、その年モスクワに移転した。
    建物2階にロモノーソフが建設したモザイク画『ポルタヴァの戦い』が掛け
    られている。

    次は、ピョートルが作った12参議会の建物である。 トレジーニの設計で
    1722年に建設が始まった。 参議会というのは、省にあたる。 ピョートルが
    1719年から1721年に掛けて作った。 この建物だけで政府の機能を果たすことは
    すぐに難しくなったであろう。 省の建物は、ペテルブルグの色々なところに
    作られたが、結局、この建物は、ペテルブルグ大学に渡された。

    ここから大学の建物が始まる。 ペテルブルグ帝大は、1837年にこの場所に
    引っ越して来たのである。 この大学の創立年については、意見が分かれる。
    1724年に科学アカデミーが設立される時の発令には、大学と中学校を共に創る
    ということが含まれていた。 科学アカデミーの一部として、大学と中学校が
    創られたと見ることが可能である。 しかし、これは大学とは言えなかった。

    ロモノーソフは、モスクワ帝大の創設に尽力したのだが、ペテルブルグ大学に
    ついては、大学創設をハッキリさせるために開学式を行ってはどうかと提案した。
    しかし、エリザヴェータ女帝もエカテリーナ女帝もペテルブルグに大学を創る
    ことには関心を示さなかった。 結局、1819年になって、アレクサンドル1世
    によって、サンクト・ペテルブルグ大学の正式発足が決定されたのである。

    ペテルブルグ大学は、人文・東洋言語学部、物理・数学部、法学部、医学部
    から成っていた。 人文・東洋言語学部は、大学河岸通りに面したところにある。
    1935年にキーロフが暗殺されると、ペテルブルグ大学は、キーロフ名称という
    言葉が付された。 つまり、キーロフ名称国立サンクト・ペテルブルグ大学
    というのが正式名称である。

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    香港では、寿司をはじめとする食文化や、アニメ・ゲーム等の大衆文化を
    中心に、日本文化が広く浸透している。 コンビニには、ファッション雑誌や、
    清涼飲料水等の日本語の書かれた商品が溢れ、地元の広東語番組では、
    『イチバン』や『ダメダメ』等、日本語風の表現が時折聞かれる。

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    香港は、このように日本が感じられる社会であるため、公用語の中文、英語を
    除けば、日本語は学習者の最も多い言語と見られている。 話者数に関する
    公式の統計はないが、国際交流基金によれば、2012年時点での日本語学習者は、
    2万2,555人で、そのうち、76%が日本語学校等、学校教育以外の場で日本語を
    学習しており、大学は13%、初中等教育では11%である。

    また、2012年から始まった香港中等教育筆記試験では、日本語を含む6つの
    外国語が選択科目として導入されたが、2015年の試験で日本語を選択した
    受験者は、199人と2位のフランス語(57名)を大きく引き離している。

    学習動機としては、大衆文化と日本旅行への興味、関心が多く、進学、就職等に
    使える実利面もしばしば挙げられるが、同時に香港人学習者にとっては、漢字を
    使用する日本語が他の外国語に比べて学びやすい要因もあるのであろう。 中文と
    英語の読み書きに加え、広東語、中国語、英語の運用能力が前提付けられた
    『両文三語』と呼ばれる言語政策の下で、特に英語に苦手意識のある学習者が
    日本語を学ぶことで言語学習に対する自身を取り戻そうとする場合もある。

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    学習環境は整っており、市中の日本語学校以外にも、現在8つある全ての公立
    大学で日本語が履修出来、日本語、日本文化を専攻出来る大学院、大学、
    コミュニティーカレッジ(短大に相当)も一定数存在する。 このような背景
    により、日本語学習の層も厚く、その中から、香港人日本語教師も数多く輩出
    されている。

    教師養成機関としては、香港中文大学に2006年から2011年まで日本語教師養成を
    主とした修士課程が設けられ(現在は大学院の選択科目として開講)、現在も在留
    邦人や日本留学経験者のある香港人が養成機関を経ずに教師となり実践経験を積む
    ケースも多い。

    学習方法もテクノロジーの発達と共に変化を見せている。 従来は文法、読解は
    出来ても会話が苦手なのが香港人学習者の特徴とされて来たが、インターネットで
    手軽に日本語コンテンツに触れられる環境が整ったことから、近年では、若者層を
    中心に、独学が一般化し、ウェブ上のデジタル教材を活用したり、ソーシャル
    ネットワークで日本語母国語話者と交流したりして、教育機関に通わずに
    コミュニケーションスキルを磨く学習者が増加している。 こうした学習者の
    広がりを受け、大学でも日本語既学習者があえて初級の日本語のクラスを履修し、
    高得点を狙おうとする現象が顕著になった。

    新界付近の住宅地にある日本語学校を例に取ると、新規受講は日本旅行が切っ掛け
    という場合が目立ち、外国語の通じにくい地方へ旅行に行くため、中上級まで
    学習を継続する受講生も少なくない。 2011年の東日本大震災直後は、超円高も
    相まって、日本への渡航が下火になり、受講者が一旦減少したものの、近年円安
    傾向で再び日本旅行にブームが起き、回復傾向にある。 極端な例としては、
    日本で不動産を購入し、年間数ヶ月間を日本で過ごし、日本語力を鍛える強者も
    存在する。

    ここ数年の韓流ブームで韓国文化に関心を持ち、韓国語を学ぶ人が増えたため、
    日本語教育にも若干影響が見られるようになった。 韓国語熱の高まりを受け、
    一部の日本語学校では、韓国語コースも開講しているが、ここ1~2年は、日本旅行
    ブームの恩恵を受けてか、一時期低下傾向にあった日本語学習者数が上昇に転じ、
    横ばい傾向にあった韓国語を尻目に、安定した伸びを見せている。

    また、旅行や大衆文化等で幅広く学習者を引き付ける日本語に対して、韓国語は、
    Kポップや韓流ドラマの女性ファンが中心で学習者の偏りが大きい。

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    ベルギーの人口は、1,000万人を超え、ヨーロッパで最も人口密度の高い国の
    ひとつとなっている。 人口は、都市や郊外に集中し、1平方km辺りの人口密度は、
    ブリュセルとアントウェルペンで1158.3人、アルデンヌの田園地域は50.2人以下
    である。

    出生率も地域圏によって、大きな差がある。 フラマン地域圏の人口増加率は
    高く、圏外に移住する者は、極めて少ない。 これに対して、ワロン地域圏では、
    人口増加率はマイナスであり、地元生まれの親から生まれる幼児の数は、減少
    している。 しかし、この地域圏に流入する外国人が多く、相対的な人口は安定
    している。

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    【民族グループと社会構造】

    フラマンとワロンは、この国の人種と言語の区分の核心である。 フラマン
    地域圏は、西部と北部で、西フラマン、東フラマン、アントウェルペン、
    リンブルフの4州と、ブラバンド州の北部である。 ワロン地域圏は、
    ブラバンド州の南部の他、エイノー、ナミュール、リエージュ、
    リュクサンブールの4州を含む。

    両地域圏の人種的背景は、殆ど同じで、どちらも、ケルト民族のベルガエ人と、
    ゲルマン民族のフランク人の子孫である。 フラマン地域圏では、ゲルマンと
    ケルトの両文化が混合し、ゲルマン系の言語であるオランダ語が使われるように
    なった。 ワロン地域圏では、ケルト文化的特徴が比較的強く、フランス語が
    使われて来た。

    人々の約56%は、オランダ語だけを、32%がフランス語だけを話す。 両方を話す
    市民は、11%だけとなっている。 ドイツ語を母国語とする人は1%未満で、ドイツ
    との国境のリエージュ州東部に住んでいる。 どちらの地域圏でも、社会は複数の
    自立的な『柱』に分かれ、この『柱』が生活の殆どの分野の基本となる。 『柱』の
    それぞれに、独自の政党、労働組合、新聞、学校等の社会組織がある。 人々は、
    この『柱』のシステムを通して職業を見つけ、医療を受け、事業を営む。

    宗教や政治上の意見の似ている人々は、普通、同じ『柱』に属する。 ひとつの
    『柱』から別の『柱』に心を移すのは、単に、別の政党に籍を移す以上の大きな
    意味を持つ。

    この『柱』は、3つ存在し、その内訳は、カトリック、リベラル、社会主義と
    なっている。 カトリックの『柱』は、社会を横断していて、上流、中流、
    労働者の3つの階級を結び付けている。 この『柱』の中には、フランス語を
    話す人々の政党と、オランダ語を話す人々の政党が、それぞれひとつづつあって、
    両方の言語グループの利益を擁護する。

    リベラルの『柱』は、主として、中流階級の職業人が所属し、社会主義の『柱』は、
    労働者が権力を握っている。 リベラルと社会主義のどちらの『柱』にも、
    それぞれの政党内にオランダ語ブループとフランス語グループが存在する。 

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    【教育】
    言語の違いは、教育制度にも及んでいる。 教育に使われる言語は、フラマン
    地域圏では、オランダ語、ワロン地域圏では、フランス語である。 殆どの
    国民は、2つの民族言語のどちらかひとつを読み書き出来る。

    児童は、満16歳まで学校に通う。 政府は、公立、私立どちらの学校にも資金を
    支出し、教育は無料で行われる。 児童の57%は、私立学校に通い、私立学校の
    大部分は、宗教ブループが経営している。 初頭高等学校教育のための学校は、
    一般、技術、芸術、職業の各科目について教育を行う。

    大学は6つあり、職業教育の高等専門学校がいくつもある。 大学で最も古いのは、
    ルーヴァンのカトリックの大学で、1425年に創立された。 ここの図書館は、
    世界的に有名で、6世紀から16世紀におよぶ中世の資料を保管している。 元は、
    2つの民族語を併用していたが、1970年にオランダ語とフランス語に分割された。

    ブリュッセル自由大学は、1834年に創立され、宗教的な制約は全くないが、
    フランス語で教育が行われている。 その他の大学は何れも、19世紀以降に開設
    されたもので、ゲントにある国立大学は、1917年創立で、オランダ語で講座が
    開かれている。 リエージュとモンスにある大学では、フランス語で講座が
    行われている。

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    オランダの学校は、公立、私立とも、独自の個性的な教育を奨めているところが
    多く、子供や親は、学校の教育内容を良く検討して、子供に合った学校を選ぶ
    ことが出来る。 もし、子供に合う学校がない場合は、親が新しい学校を創る
    権利も認められている。 全ての子供を同じように教育するのではなく、生徒
    一人ひとりの個性に合った教育がなされている。

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    義務教育は、5~16歳の11年間で、初等教育と中等教育にまたがっている。
    日本の幼稚園と小学校にあたる初等教育は、8年制(4歳から12歳)と
    なっており、入学式はなく、それぞれが4歳になった時に入学する。 体験入学が
    1週間あり、もしその学校が合わなければ、転向することも出来る。

    オランダの夏休みは、会社も学校も皆が同じ時期に休みを取るのではなく、
    地域ごとに時期をずらし、年によって時期が変わる。 これは、皆が一斉に
    夏休みに入ると、交通機関や避暑地が混雑するため、このような処置が取られて
    いる。 学校の夏休みは、7月中旬頃から9月初めの6週間で、学校を3つの
    グループに分けて、1週間づつずらして休む。

    dutchschool

    オランダでは、特に初等教育に力を入れており、12歳の初等教育を終えた
    時点で、成績を元にして本人と親と先生とで話し合い、将来なりたい職業を
    ふまえて、中学校を選択する。 中等学校には、一般中等学校、大学進学校、
    職業科中等学校の3つがある。

    大学に進学する生徒は、6年制の大学進学校に進み、その後、大学に入学する。
    農業に就きたい人や保母、大工等になりたい生徒は、4年制の職業科中等学校に
    進んだ後、更に、中等、高等職業学校へと進む。

    多くの人は、一般中等学校(4年制と5年制がある)を経てから、希望する
    職業の資格を取れる高等職業学校へと進む。 中等学校は、入学してから
    1年間試してみてから、その後、他のコースに移ることも出来る。 全ての
    最初の4年間は、義務教育で、入学試験はなく、卒業時に非常に難しい国家
    試験がある。 高等職業学校と大学が、高等教育とされている。

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    日本では、財務省によって国立大学の学費の大幅な値上げ案が提案され、
    財政制度等審議会において、既にその案の実施が可決されているのだが、
    世界では、大学の学費が無料の国がむしろ多く、先進国の中で、大学の
    学費が有料、かつ、高額なのは、英語圏と日本のみとなっている。

    >>日本の学費は世界一高い?

    高福祉国家としても有名な北欧諸国では、国民の大学の学費は全て
    無料となっており、その中でも、スウェーデン、デンマークは、2012年から
    EU圏以外の留学生は有料となったが、フィンランド、ノルウェーでは、
    未だに外国人でも学費が全て無料となっている。



    フィンランド、ノルウェーでは、これプラス、大学生であれば誰でも返済
    不要の奨学金として、毎月550ユーロ(約7万2千円)が政府から支給されている。
    スウェーデンでもCSNという同様のシステムが存在しており、大学生として
    フルタイムで勉強していれば、奨学金として、給付型約1万円(704SEK)、
    返済型約2万5千円(1772SEK)を毎週貰うことが出来る。 これを一ヶ月に
    換算すると、返済不要の給付型4万円、返済型約10万円を合わせた、合計
    14万円程貰う事が可能。 これは、所得に関係なく、希望者全てに支給される。

    >>【ドイツ】外国人でも学費が無料の国

    北欧諸国の大学では、英語での授業も充実しており、近年では、学費の高い
    アメリカやイギリスからも学生達がわざわざやって来る程。 アメリカや
    イギリスの場合、日本同様、学費が非常に高額な事でも有名だが、日本
    以外の国では、これを補うという意味で、返還不要の給付型奨学金が用意
    されているため、世界で最も劣悪な大学環境は、日本という事となる。
    日本でも、奨学金は用意されているものの、その殆どが返還型であり、かつ、
    その利率がかなり高く設定されているため、日本の大学生は、大学卒業と
    同時に、ローン返済地獄が始まる。 よって、例え、奨学金を貰っていたと
    しても、学生生活中にはアルバイト生活に明け暮れ、学業がおろそかに
    なる事が多い。

    >>『奨学金』という名の学生ローン地獄

    近年、問題となっている、奨学金の返済問題や、ブラックアルバイトは、
    このような学生の弱みに完全に付け込んでおり、商売第一主義者らによる、
    国家破綻の道でしかないという事を認識している日本の大学生は、
    どれぐらい居るだろうか?

    20151125151003

    日本は、OCED加盟国中、学費に対する公的支出が最も低い国としても
    知られており、『学問軽視』のこの政策は、学生が国の将来を担う『国の宝』
    という意識が欠落しているところから来ているため、学問をも『金儲けの場』
    として、国民を利用しているからに他ならない。

    尚、北欧諸国では、政府が税金を投入して『フォルケホイスコーレ』と
    呼ばれる『国民学校』のようなものが運営されており、国民が学費面でも
    安心して自由に学べる環境が整えられている。 ドイツでは、同様に、
    『フォルクスホーフシューレ』が政府によって運営されている。

    EleverKagge

    これらの学校では、その学校にも寄るが、生活費込みで、月約10万円程の
    費用のみで、授業料、食費、住居費、光熱費、全て込みで学ぶ事が出来る。
    特に、デンマークとノルウェーでは、英語での授業が非常に充実しているため、
    デンマーク語やノルウェー語が例え出来なくても、英語で授業が受けられる
    体制が整っているため、やみくもに英語圏に高額の授業料を支払ってまで
    留学をするのであれば、むしろ、学費が無料な北欧諸国への留学を
    お勧めします。 尚、ドイツ語圏やフランス語圏でも大学は、無料と
    なっているが、北欧諸国程、英語での授業が少ないため、ドイツ語や
    フランス語が出来ない学生には、余りお勧め出来ない。

    デンマーク、ドイツ、フランスには、『ワーキングホリデー』の制度も
    あるため、この制度を利用して、月10万円程度の授業料+生活費で何もかも
    済ませられる現地の『フォルケホイスコーレ』で学ぶという選択肢を検討して
    みる価値は十分にあると思う。

    >>【悲報】 財務省が「国立大学の授業料」の値上げを提案!

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    ドイツの教育制度は、基本的に各州に任せられていると考えて良い。 そのため、
    州によって制度が若干異なる場合がある。

    初等教育

    ドイツでは、6歳で日本の小学校に当たる基礎学校(Grundschule)に入学する。
    日本と大きく異なる点としては、基礎学校が4年制であること。 大学を目指すか
    マイスターを目指すか、子供達は、基礎学校を卒業する10歳で、将来の道を選択
    する岐路に立たされる。 子どもの進路決定は学校による成績判断であるが、
    これも州ごとに異なる。

    日本では、自分の将来や職業キャリアと向き合う事は、大学での就活が始まるまでは
    なかなかないのだが、ドイツでは、とても小さな頃から自分のキャリアというものと
    向き合わなくてはならない。 日本の小学校は6年制だが、ドイツでは4年制。
    しかも、半日制の学校もあるようで、そのような学校では、子供達は昼過ぎには
    帰宅することとなる。

    ドイツの小学校で勉強するのは、国語と算数が中心となっており、体育、音楽、
    宗教などは授業としてあるが、日本で言う理科や社会はない。 また、
    第二外国語もあり、英語やフランス語などを学ぶ事が出来る。

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    中等教育

    日本では、6年間の小学校を終えた後は、受験をしない限り、通常は住んでいる
    地域の中学校にそのまま進学するが、ドイツでは、将来の進む道によって、
    小学校を卒業した後の進路が、以下のように大きく変わる。

    【進学を目指すギムナジウム】
    ギムナジウムでのカリキュラムは、9年制で、総合大学の入学資格である
    『アビトゥーア』を得るために通う学校となっている。 『アビトゥーア』は、
    日本のセンター試験のようなものだが、日本のセンター試験のように何度も
    受験することが出来ず、この成績によって、入学出来る大学が決まってしまう
    ため、非常に厳しい。 その反面、この成績は、一生有効であるため、高校を
    卒業して働きながら、希望の大学に入れるまで待機するということも出来る。

    【中等実科学校&中等商科学校】
    6年制カリキュラム。 ここでは、小学校の後の進路により、大学に行けるか
    どうかが決まってしまう。 卒業後は、職業学校である『専門上級学校』や
    『専門大学(カレッジ)』に進学が出来る。 ここに進学する子供は、
    将来的には事務職や専門職を目指すことが多いと言われている。

    【基幹学校(Hauptschule)】
    大学を目指さない子供は、中学校(Hauptschule)へ進学する。 カリキュラムは
    5年制で、職人や販売員を目指すための学校となっている。 終了後は、
    職業訓練や見習いとして働き始める人が多い。

    ドイツの義務教育は9年(州によっては10年)である。 日本の学校では、
    義務教育期間中はもちろん、高校においても留年は稀だが、ドイツの
    ギムナジウムでは、ストレートに卒業出来る生徒は、6割程度だと言われている。


     
    一度進路を決めたら、なかなか変えれない
     
    ドイツでは、小学校を卒業してからの進路がその先の進路にも大きく関わって
    来るため、小学校卒業後の進路によって、大学に行けるかどうかが決まって
    しまう。 そもそも、進路は小学校の成績によっても決まるのでり、余りにも
    小学校の成績が悪い場合は、ギムナジウム(大学進学コース)には進めない。
    但し、実科学校などで成績が優秀であれば、ギムナジウムに転入することが
    可能となってはいるものの、それほど自由ではない。

    学校で学んだ事が就職にも密接に繋がっているため、就職時にも自分の専門
    分野で就職するのが普通。 別の専門分野での就職を希望する場合は、
    その専門学部に入り直す必要があることもある。 つまり、ドイツでの企業が
    求めているものの中心は、スキルや専門知識であると言える。

    日本では、入社後に社員研修により、OJTなどを通して実際の現場で学ぶ
    ことも出来るのだが、余りにも大学での専門分野とは掛け離れた企業に
    就職する事も多く、大学の意味をなしていない場合が多いのが特徴と
    なっている。

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    財務省は2015年5月11日の財政制度等審議会で、国立大学に対する運営費交付金を
    削減し、歳出見直し案として『国立大学』の授業料を大幅に引き上げる案を
    提示した。

    CSXFhvCUcAEHpWX

    現在、国立大学の多くは授業料を文部科学省が定めた標準額(53万5800円)と
    している。 その際、財務省は『国立大の入学者には富裕家庭の子供も多い』
    として、私立大の授業料(平均86万円)近くに値上げをするべきだと提案した。
    また、親が低所得で優秀な学生については、奨学金制度を充実させるなど
    『学ぶ意欲』を重視した改革を行うべきだと述べている。

    >>『奨学金』という名の学生ローン地獄

    この減額分を授業料でまかなうと、現在53万円の授業料が16年後には93万円
    にもなり、憲法26条が求める『教育を受ける権利保障』を完全に無視する
    暴挙となっている。
     
    119280

    更に、財務省は、小中学校の教職員数を9年間で約3万7,000人も減らすことを
    提起し、国民が求める少人数学級の実現に完全に背を向けている。

    上記の内容は、2015年10月26日に財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の
    分科会に提案され了承された。 国立大学については、運営費交付金と補助金が
    約7割を占め、私立大学では1割程度だと指摘。 交付金を年1%減らす一方、
    授業料など自己収入を1.6%増やし、15年間で両者を同じ割合にすべきだとした。

    日本の国立大学の授業料は増加し続けている。 過去の授業料の推移は以下の通り。

    昭和50年  3万6000円
    平成元年 33万9600円
    平成10年 46万9200円
    平成15年 52万800円
    平成17年 53万5800円
     
    授業料だけでなく、検定料や入学料も値上がりし続けている。 昭和50年には
    5万円、平成元年には18万5千円だった入学料が、平成14年には28万2000円
    となった。 検定料も同様に、値上がりの一途をたどっている。 
     
    119281

    国立大学が値上げに踏み出せば、18歳人口の減少で経営が苦しい私立大学も
    値上げに踏み切り、1970年代以降から2005年まで続いた国公私立大学全体の
    『値上げスパイラル』が復活する可能性がある。

    文部科学白書によると、子どもを一人育てるために家計が負担する教育費は
    以下のようになっているという。

    高校まで公立、大学は国立 平均987万1572円
    全て公立 平均942万5172円
    幼稚園と大学は私立、他は公立 平均1千270万439円
    小学校と中学は公立、他は私立 平均1千408万3663円
    小学校だけ公立 平均1千634万9048円
    すべて私立 平均2千286万6032円

    また、子供が下宿やアパートなどから通学する場合は、自宅通学よりも年間で
    270万円ほど費用が多く掛かる。 他の諸外国と比較すると、日本は教育費の
    公費負担が極端に低く、家庭の教育費負担が非常に大きくなっている。

    >>日本の学費は世界一高い? 

    国民生活白書によると、日本ではここ四半世紀の間、夫婦が『持とうとする
    子どもの数』が『理想とする子供の数』よりも約0.5人少ない状態が続いている。
    理想よりも少ない数の子供しか持とうとしない理由で最も多いのは『子育てや
    教育にお金が掛かり過ぎるから
    』(83.5%)となっている。

    一方、小中学校の教職員については、10クラスあたりの先生の数を今と同じ1
    8人にしても、少子化の影響で2024年度の教職員は3万7,000人減らせると指摘。
    文科省が、いじめや不登校問題などに対処するため教職員を増やし、全体で
    約5,000人減にとどめる計画を示していることと対照的な内容となっている。
    財務省は『教員が増えても、いじめや不登校も解決せず、学力も向上せず、
    教員の多忙も解消されない』と少人数学級を全否定している。

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