1989年の共産党一党独裁時代のモスクワに留学していたのだが、当時のソ連は、
確かに、どこのデパートやスーパーに行っても、全く物がなかったが、人間的には、
日本人よりもロシア人の方が遥かにましであった。 ソ連時代は、何もかもウソで
塗り固められていたが、国民は、その事に気付いていた。 子供達は「隣国である
日本には、水すらないのだから、ソ連の方がまし」と政府から吹聴されていたが、
そんな事は、ウソだと分かっていた。 それが、ソ連が崩壊した最大の原因。 
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ソ連時代末期は、ソ連の悪口をロシア語では言わない方が良いとも言われていたが、
それでも、助け合いの精神だけは、なくならなかった。 旧ソ連の場合は、教育水準が
日本と比較すると、かなり高かったため、政府がいくらウソを言おうが、国民を騙す事は
出来なかったのだが、日本の場合は、肝心な教育水準が、あり得ないぐらい低いため、
話にもならない。 日本では、自分が何も知らずに、むしろ、ウソを吹聴している事すら、
良く理解出来はいない。 国民を白痴化するのは、独裁国家の特徴。

この国を変えるのは、この国の国民ひとりひとりです。 自分だけは大丈夫だと思って
いる人間が、数百万人も居るこの国では、選挙による国民の声ですら、政治家には
全く届かない。 本来、民主主義国家においては、国民が国家や政治家の暴走を
食い止めるために、ひとりひとりが声を上げて行かなければならない筈が、日本では、
それすら許されず、声すら上げられないまま、自殺を図る人が後を絶たない。

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