多言語翻訳 Samurai Global ~多言語のススメ~

世界各国のニュースを知る事により、多言語、多文化
共生社会を目指します。
日本ではなかなか伝えない世界各地の真実を伝えます。

世界80言語対応の『多言語翻訳 Samurai Global』を運営しています。 お見積もりはお気軽に『お問い合わせ』からお願い致します (^-^)b 『我孫子ゲストハウス』の運営も行っております。



    ブログランキングに参加していますので、クリックをお願いします!
    I’m participating in blog ranking, please click the following buttons!
    Je participe au classement des blogs, veuillez cliquer sur les boutons suivants !
    Ich nehme am Blog-Ranking teil. Bitte klicken Sie die folgenden Schaltflächen!
    Я участвую в рейтинге блогов, пожалуйста, нажмите на следующие кнопки!
    にほんブログ村 外国語ブログへ
    にほんブログ村
    人気ブログランキング

    タグ:児童手当

      このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
    ブログネタ
    子育て に参加中!

    ドイツでは、2012年11月に『在宅育児手当』が新たに連邦議会で可決され、
    月額150€が最長で2年間支給されるため、子育てがしやすくなったが、
    ドイツで子供を産み育てる際に、どのような社会保障制度があるのか、
    主に給付と休業の制度について見て行こう。

    964_02

    【子供に向けた施策】

    児童手当
    ドイツの「Kindergeld(児童手当)」は、1955年に導入され、当初、第3子にのみ
    支払われていたが、後に拡充され、2010年の改訂を経た現在は、第1子と第2子へ
    それぞれ月184ユーロ、第3子へは月190ユーロ、第4子以降は月215ユーロ支給
    されている。 支給期間は、児童が18歳になる(学生は25歳)までとなっている。
    児童に向けた施策であるため、保護者の収入に関係なく支給され、課税対象では
    ないのが特徴。

    【親に向けた施策】

    ドイツの育児休業と育児手当は、1986年に導入され、その後、段階的に制度が拡張
    された。

    育児休業と親時間
    「Erziehungsurlaub(育児休業)」は、2000年に諸改正が行われ、2001年には
    「Elternzeit(親時間)」に名称が変更された。 男性も育児休業を取得しやすい
    制度にとの計らいである。 親時間は最長で3年間。 産前産後休業後に続けて
    利用可能な制度で、職場への復帰が保証される。 子供が3~8歳の間に、
    そのうち1年を繰り延べることも可能となっている。 また、親時間取得中に、
    親は週30時間までのパートタイム就労を認められるため、共働きの夫婦はどちらが
    どれだけの親時間を取得するかを決めやすい。 親時間を取得する場合には、
    取得開始の7週間前までに会社側に報告することが義務付けられ、その際に2年分の
    取得予定を雇用主に提示する必要がある。

    親時間の導入により、男性の育児休業取得率は若干上昇したと言われているが、
    大幅な増加にはならなかった。 その裏には、経済的な事情がある。 現在、
    男性の育児休暇取得率は、24%前後と言われている。
     
    09095456983

    育児手当から両親手当へ

    ドイツの育児手当は、育児休業取得者に対し、子供が生後24カ月になるまで、
    月300ユーロ、または、生後12カ月になるまで、月450ユーロを給付する制度だった
    (2007年1月1日までに生まれた子どもに有効)。 しかし、子供の数ごとに所得
    制限が設けられる上に、支給額も少なかったことから、男性が育児休業を取得した
    際の社会保障としては十分とは言えず、そのため男性の育児休業取得率は大幅には
    伸びなかったのである。  

    そこで、2007年に「Erziehungsgeld」(育児手当)は「Elterngeld」(両親手当)
    へと制度変更がなされ、親時間の取得によって所得が減る人に対し、子供が
    生まれる前の平均賃金(手取り)の67%を受給出来るようにした。 最高で
    月1,800ユーロの制限はあるが、育児手当からは大きく前進した内容となっている。
    支給期間にも工夫があり、両親に与えられる14カ月分の請求権に対し、一方の
    親が請求出来るのは最長12カ月までである。 つまり、もう1人の親、主に父親が
    最低2カ月の育児休業取得することを推奨する制度になっている。 一方、支給
    期間は24カ月から最長14カ月へと短縮された。 母親が早く職場に復帰する
    ことによって、社会復帰を円滑なものにし、夫婦での子育てを推進する制度と
    なっているのである。

    在宅育児手当
    「Betreungsgeld(在宅育児手当)」は、2012年8月1日以降に生まれた1~2歳の
    子供を託児所に預けず、自宅で養育する親に対して、2013年8月から月100ユーロ、
    2014年8月から月150ユーロを最長22カ月支給する制度である。 また、その
    給付金を受け取らずに老後の備えや教育費として貯蓄する場合には、月15ユーロの
    補助金給付を保証している。  

    この法案は、「託児所の増設策と共に、育児について、親に選択肢を与える政策」
    として提案されたが、反対意見も多い。 同予算が高額で良い経済効果を生み
    出さない、託児所の増設策がより急務であるといった意見や、女性を再び家に縛る
    退行政策であるという見方もある。

    親時間、両親手当、在宅育児手当は北欧各国の制度を参考に導入された。 日本から
    見れば進んだドイツの諸制度であるが、ドイツもさらに進んだ北欧諸国を規範として
    模索しているのである。

    【各国の子育てサポート制度の比較】
    i1606000

    出典:ドイツニュースダイジェスト

    【お勧めの一冊】



    >>トップページに戻る



    クリックをお願いします☆
    にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
    にほんブログ村

      このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

    ドイツでは現在、急速に増えているEU内からの外国人の問題を抱えている。
    例えば、EU市民であれば、どこでも、すぐに、必ず、職の有無に関わらず、
    児童手当が貰えるが、ドイツの場合は、第1子、第2子が184ユーロ、第3子が
    190ユーロ、第4子215ユーロと、非常に高額で、更に、子供が増える度に金額が
    上がる。 しかも、季節出稼ぎ労働者が故郷に置いて来ている子供たちにも
    支給されている。 子だくさんの外国人にとっては、非常に魅力的でありがたい
    制度であるため、非常に狙われやすい。
     
    9d36648b

    ドイツには現在、10万人もの外国人が、難民資格なしに、滞在容認という形で
    留まっているが、審査の結果、難民資格にも、亡命資格にも該当しないが、様々な
    理由により、送り返す事も出来ないというケースがある。 これを受けて、既に、
    ドイツ国内に長く留まっている外国人の滞在を速やかに認め、逆に、不法滞在中の
    外国人を速やかに祖国へ送り返す事を目的とした、新法案が2014年12月4日に
    ドイツ議会で可決された。 ドイツ国内では、この新法案を「速やかに滞在、
    速やかに送還」と見出しを付けたメディアもあった。 

    新しい法案は、このような外国人が、一定の条件をクリアしていれば、滞在許可を
    与えようというもの。 また、自国で教育を受け、手に技術を持ち、職を探すために
    ドイツに来た外国人に対しては、これも条件付きだが、18カ月の滞在許可が与え
    られる事になる。 ドイツの産業界は常に技術者不足に悩んでいるため、良い
    人材が集まるのであれば、ドイツにとっても、非常に有難い話でもある。 
     
    36437e9e

    2007年に、ルーマニアとブルガリアがEUに加盟したが、EU各国は、自国の労働
    市場を保護するために、新加盟国の国民に対して、最初の7年間、就業の自由に
    若干の制限を掛ける事が出来る。 ドイツはルーマニアとブルガリアに対して、
    その制限を掛けていた。 ところが、7年間の制限の外れた2014年1月より、職を
    持たないルーマニア人とブルガリア人が大挙してドイツに流れ込み始めた。

    何故、この2国が問題視されるのかと言うと、グレーゾーンの社会保障費を狙って
    いるロマ人は、大抵が、この2国の出身であるため。 ロマ人は、自国で徹底的に
    差別されており、多くは教育も受けていない。 しかし、EU市民であるため、合法に
    ドイツにやって来て、招かれざる客となっている。 2014年の1年間で、新たに
    ドイツを目指してやって来た、ルーマニア人とブルガリア人は、12~13万人に
    達すると見られているが、ロマ人の割合は、統計すらない。
     
    ドイツで部屋探しをする際には、『内国人のみ』、オーストリアで部屋探しをする
    際には、『内国人、または、ドイツ人のみ』と記された物件が多いが、日本語の
    『外国人』は、恐らく、ドイツ語の『Ausländer』から日本語へ直訳したもの。 但し、
    『内国人』の『Inländer』は、日本語には、直訳されず。 その昔、ウィーンで部屋
    探しをした際にも、『東欧系住民お断り』の人たちは、かなり多く、昔住んで居た
    部屋の大家は、『ユーゴ人はダメだが、アジア人は大丈夫』とハッキリ言っていた。

    新聞に掲載されていた物件に、ドイツ語で電話をしたところ、ドイツ語の『ベゼッツト』
    から始まって、10ヶ国語ぐらいで色々言われ、一番最後に、『ザーニャタ』と言われ
    たが、それは、ロシア語で、『満室(トイレ使用中という意味もありw)』という意味で
    あるため、この人は、外国人が嫌いなのだと、すぐに分かった。

    >>トップページに戻る



    クリックをお願いします☆
    にほんブログ村 外国語ブログへ
    にほんブログ村

    このページのトップヘ