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宮城県松島町にあるマリンピア松島水族館は、1927(昭和2)年4月に開業し、富山県の
魚津水族館に次いで、2番目に長い歴史を同じ場所で営業をする水族館としては、88年
という国内最古の歴史を誇った水族館だったが、施設の老朽化などを理由に2015年5月
10日をもって閉館することになった。

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存続を望む声が県内外から寄せられたが、特別名勝である松島には、建築上の様々な
規制があり、同所でのリニューアルがかなわなかったことも明かした。 最終日には、
1万人を超える来場者を記録し、午後7時半には、カウントダウンを行い、花火を打ち
上げて、88年の歴史に幕を落とした。

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面積約7,400㎡の県有地を借りて設置されており、松島観光の主要施設の1つとして、
年間入館者数は約35万人、売上げ約6.3億円であった。

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松島水族館の移転は、2010年にも1度本格化したが、運営母体である仙台急行が
資金を全額工面できずに、一旦は白紙に戻った。 その後の東日本大震災では、
津波で浸水し、停電・断水も加わって、飼育動物の一部を失い、1ヶ月程度営業を
休止していた。

津波による被害では、怪我人こそ出なかったものの、1階部分に1メートル以上の
浸水があり、淡水生物であるビーバー6匹のうち3匹が低体温症と海水を大量に飲んだ
事による脱水症状で死亡、循環ポンプが壊れてマンボウ1匹、クラゲ65匹、熱帯魚、
コマッコウなどが死んだ。 また、館内にはヘドロもたまった。 鶴岡市立加茂水族館
からミズクラゲ、ハナガサクラゲ、大阪市の海遊館などからの熱帯魚の提供を受けて
4月23日に営業を再開した。

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今後は、仙台港背後地の仙台港インターチェンジ直結の場所に、仙台うみの杜
水族館としてリニューアルされるが、その経営母体は、仙台急行から、横浜八景島
他に移管されるため、実際は、移転ではなく、新設の水族館となる。 地方から中央
資本へと管理体制は移されるが、松島水族館で飼育されていた魚他たちは、その
殆どが仙台水族館へと移され、2015年7月1日に開業を迎える。 これまでの松島
水族館は、JR仙石線の松島海岸駅のすぐ隣にあったが、仙台水族館は、仙石線の
中野栄駅からは、歩いて15分程度掛かる見込み。

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