オーストリアの義務教育は日本と同じく9年間。 大学まで教育費は無料と
なっており、これは外国人でも同じ。 オーストリアに義務教育を導入した
のは、ハプスブルグ家唯一の女帝で『オーストリアの母』と呼ばれている
マリア・テレジアで、フランス革命により断頭台の露と消えた、マリー・
アントワネットの実母。

1773年、イエズス会禁止により職が無くなった下位聖職者たちを中心に
教員として採用し、他国に先駆け、全土に均一の小学校を新設、義務教育を
確立させた。 全国で同内容の教科書が配布され、各地域それぞれの言語で
教育が行われた。 その結果、国民の知的水準が大きく上昇した。

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オーストリアの大学は、基本的が学費はない。 年間登録料と施設維持費
として、年間約7万円程度掛かるだけ。 これは、外国人も同じ条件。

ドイツ語圏最古の大学、ウィーン大学をはじめ、教育水準も非常に高く、
ウィーン市内のバスは、地下鉄が終了しても、24時間運行している。 市内の
全ての鉄道に乗れる定期代は月5,000円程度。 改札口は一切ないので、
キセルも出来るのだが、車内で抜き打ちで行われる、検札で見つかると
定期代とほぼ同額の5,000円程罰金として徴収される。 切符は、持っている
だけではダメで、車内、あるいは、地下鉄の入り口にある機械で、しっかりと
パンチを入れないと切符は有効にはならない。

ドイツ語圏の治安は、日本とさほど違わないので、かなり安全。 尚、ウィーンの
IKEAは、ギリギリウィーン市外にあるため、ちゃんと切符を購入し、パンチして
置かないと、コントローラーに見つかった場合、罰金を取られる場所にあるため、
要注意。

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オーストリアの税率は、日本に比べると高いという印象を受けるが、教育費や
医療費の無償化に成功しているため、税制度として成功している国のひとつだと
言える。 主な税率としては、消費税(20%・食品などの軽減税率対象物は10%)、
所得税(50%〜55%)、法人税(25%)となっているが、外国人の場合は、
帰国時にある程度の税金の還付を受けることが出来る。

医療費、大学までの学費が無料!? オーストリア充実の社会保障制度

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