国際連合(国連)は、世界の平和と経済、社会の発展のために、協力することを
誓った国々が集まって出来た国際機関でり、、それぞれの国の問題や、全体的な
問題を話し合う場となっている。 国連の4つの重要な目的をまとめると、以下の
ようになる。

●全世界の平和を守ること
●各国の間に友好関係を作り上げること
●貧しい人々の生活条件を向上させ、飢えと病気と読み書きの出来ない状態を
 克服し、お互いの権利と自由の尊重を働き掛けるように、共同で努力すること。
●各国がこれらの目的を達成するのを助けるための話し合いの場となること。

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今の国連が出来る前、第一次世界大戦後の1919年にも、国際連盟という国際
機関が作られました。 しかし、残念なことに、アメリカなどが参加せず、また、
国際連盟には、その決定を世界の国々に強制する権限がなかった。

そのため、当時、ヨーロッパで起きていた紛争を食い止めることが出来ず、
第二次世界大戦が起きてしまい、国際連盟は失敗に終わった。 しかし、国際
連盟は、世界的な機関への夢を生み出し、その結果、1945年10月24日、
ヨーロッパやアメリカの国々を中心として、51の加盟国で正式に発足し、現在の
加盟国は、192カ国となっている。 

また、国連は、『国連憲章』という各加盟国の権利と義務を設け、その決定を
強制する仕組みを創り出した。

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国連が出来て半世紀が過ぎた2003年3月、イラク戦争が起きたが、そこには、
大きな問題があった。 国連憲章では、国連の加盟国が攻撃をされた場合、
その国を守るために、攻撃を仕掛けた国に対して、武力を使うことが認められ
ているが、この時のイラクは、他の国を攻撃していなかった。 そのため、
アメリカ、イギリスが国連安保保障理事会に対して、核兵器を持っている
疑いがあることを理由として、イラク攻撃を認めることを求めたが、フランス、
ドイツ等の強い反発にあった。 そのため、アメリカとイギリス他の少数の国は、
安全保障理事会での議論を止めて、自分達の考えだけでイラクを攻撃し始めた。

国連を無視したアメリカ、イギリスに対して、国連は厳しく批判し、イラク戦争を
阻止出来なかった国連自体に対する失望も生まれた。

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