アメリカとの関係は、日本では、沖縄ばかりが取り沙汰されているが、東日本大震災
での米軍による『トモダチ作戦』は、日本では、殆ど報じられなかった。 先日、
みやぎびっきの会会長のさとう宗幸氏が舞台の上で、『果たして、我々の状況が
正確に伝わっているのか、不安になる時があります』と述べていたのだが、その
不安は、もっともな話しで、長年関東に住んでいるものの、ハッキリ言って
しまうと、東北の被災状況は、関東には、殆ど伝わってはいない。 その証拠に、
周囲の人達から、被災地の状況等、一切訊かれた事すらないので、『無関心』が、
この日本を駄目にしているのは、明白な事実と言える。

現在、被災地に行くと、鉄道の路線が残っていない箇所が多々あるのだが、それは、
自衛隊と米軍が、鬼のような活躍でものの数ヶ月程度で撤去したもの。 米軍が
被災地に留まったのは、GW明けまでで、その米軍が去る際に、被災地の海岸に
ローマ字で米軍へ向けて『Arigatou』と書かれていた事は、関東では、報道され
なかった。

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東日本大震災被災地である東松島には、航空自衛隊がありながら、津波災害により、
その機能が全てが麻痺し、自衛隊員たちの不眠不休の活躍により、4日後には、一部
復旧を果たしたものの、その間、被災者達を助けに来たのは、米軍であった。
実際に、アメリカと戦争になってしまった場合は、この勢いで米軍が押し寄せて
来るのだと、逆に勘ぐってしまったが、沖縄の場合は、自分達を助けに来るのか、
または、殺しに来るのか、良く分からない人たちが、目の前に居るため、気が気
ではないのであろう。

自衛隊や、米軍がすぐ近所にない人たちの場合は、何でも適当にものを言える
のだが、一度、現地の人たちの気持ちを多少なりとも考えてみた方が良いと思う。
自分の主義主張だけを押し通していると、相手からも、拒否されるだけ。

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