東日本と西日本の境界線は、どこなのか? この問いに対して、明確な
答えはない。 厳密に言うと、あり過ぎるため、何を基準にして『境界線』
とするのかで、その中身が大幅に変わって来ると言える。  問題となるのは、
『中部地方』で、その分け方によって、『東日本』になったり、『西日本』に
なったりしている。

【地質学から見た境界線】
日本の主要な地溝帯の一つで、地質学においては、『東北日本』と『西南日本』の
境目となる地帯。 中央地溝帯、大地溝帯とも呼ばれ、本州の中央部を横断する
フォッサマグナの西辺に当たる、『糸魚川静岡構造線』、これが日本列島を
東西に分ける、地質学的な境界線である。 この糸魚川静岡構造線よりも東が
北アメリカプレート、西がユーラシアプレートと呼ばれ、その境界地域では
火山活動や地震が起こりやすいことは良く知られている。

この基準で言うと、静岡~長野~岐阜~富山から西側が『西日本』となる。

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【歴史から見た境界線】
日本を東西に分かつ言葉として、古くから『関東』『関西』という言葉がある。
『関西』という言葉は、奈良時代には既に使われており、越前の『愛発の関』、
美濃の『不破の関』、伊勢の『鈴鹿の関』の3つの関所を結んだ線より西側を
『関西』と呼んでいた。 歴史的にはこの線が、東日本と西日本の境界線と言える。
『関東』という言葉が使われるようになるのは、室町時代以降で、その場合の
関とは、箱根の関所を指している。 よって、関東では、静岡からは既に
『西』と感じる場合が多い。

この基準で言うと、愛知~岐阜~福井から東側が『東日本』となる。

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【行政上の境界線】
明治維新後、日本は8地方に区分され、その場合、三重県は『近畿地方』に
属するが、国税庁、裁判所、法務省、衆議院比例区などの区分では、『近畿』
ではなく、『東海地方』に含まれている。 但し、三重県に『東日本』の要素は
全くないため、三重県は、やはり、完全に『西日本』。

【電気の境界線】電力の周波数は、新潟県糸魚川から群馬、
長野県堺、静岡県の富士川を結ぶラインを境として、東日本が50ヘルツ、
西日本が60ヘルツと分かれている。 これは明治時代に当時の電力会社、
『東京電燈』が関東でドイツ製発電機を、『大阪電燈』が関西でアメリカ製
発電機を、周波数が違うのに独自に採用したことに端を発している。

この基準で言うと、静岡~長野~富山から西側が『西日本』となる。

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【味覚の境界線】
料理の味付けは、関東では鰹だし、関西では昆布だしが基本。 日清食品では、
市場調査に基づいて、名古屋市付近を境として、東日本味、西日本味の2種類の
カップうどん『どん兵衛』を販売している。 東洋水産の『赤いきつね』も
同じように東西で異なるだしのものが販売されている。

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