2017年6月27日、欧米やロシアなど、世界各地で『ランサムウエア』と呼ばれる
コンピューターウイルスを使ったサイバー攻撃発生の報告が相次いだ。
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ランサムウェア(英語: Ransomware)とは、マルウェアの一種であり、これに
感染した コンピュータは、利用者のシステムへのアクセスを制限する。 この
制限を解除するため、 被害者がマルウェアの作者に身代金(ransom)を支払う
よう要求するもの。

世界規模のランサムウェア攻撃は、この2カ月間で2度目で、前回は『WannaCry』
が猛威をふるい、20万台を超えるコンピュータが感染し、病院、銀行、大学などが
被害を受けた。

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被害が最も大きかったウクライナでは、政府のコンピューターネットワークが
麻痺した。 チェルノブイリ原発の放射線測定システムも攻撃を受け、手動作業
への切り替えに追い込まれるなど、各地で混乱が広がった。

ランサムウェアは、米国家安全保障局(NSA)から盗み出されたと見られて
いるが、欧州警察機関(ユーロポール)によれば、150カ国以上で20万件を
超える被害が出た。 今回はこれに続く世界規模のサイバー攻撃の恐れがある。

ウクライナでは政府や銀行の他、キエフ郊外の空港や国営航空企業アントノフ、
電力会社などで大規模な被害が相次いだ。 グロイスマン首相は『ウクライナ史上、
前例のない攻撃だ』と表明した。 政府のネットワークの復旧には数日掛かる
見通し。

ウクライナの他にも、ロシアの国営石油会社ロスネフチや米製薬大手メルク、
英広告大手WPP、仏建材・ガラス大手サンゴバンの他、オランダやデンマークの
企業なども攻撃を受けた。

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