仙台七夕は、藩政時代から続く伝統行事であったが、戦時中の数年間は、
七夕祭りを開催する余裕がなかったため、現在の形での七夕祭りは、終戦後に
復活したもの。 よって、終戦70週年である今年は、復活後、70回目の七夕祭り。
太平洋戦争の際に、焦土と化した街は、現在では、すっかりと落ち着きを取り
戻したものの、東日本大震災により、仙台市内の沿岸部が消滅したため、被災後は、
沿岸部の復興の意味も込められているお祭り。 被災前までは、七夕パレードも
開催されていたが、被災後は、夏季の間は、電力を極力抑えるという方針により、
一度も開催されてはいない。
東北3大祭り、日本3大七夕祭りにも数えられている仙台七夕祭りには、8月6日~8日
までの3日間で、延べ200万人程度の観光客が訪れる、日本で最大の七夕祭りと
なっており、旧暦での開催となるため、7月ではなく、8月に開催れている。
開催期間は、固定制で、例え、土日に当たらなくとも、毎年、8月6日~8日までの
開催期間と定められているため、平日の開催であれば、若干余裕もあるものの、
土日に開催されると、その込み方たるや、首都圏の満員電車も顔負けの激混み
具合となる。
七夕祭りが開催される前日には、花火大会が催されるため、仙台の夏を満喫出来る
イベントとなっている。 仙台七夕の最大の特徴は、全て和紙で制作している
ところで、この他にも、仙台七夕まつりに欠かせないのが、『七つ飾り』と
いわれる小物たち。 商売繁盛、無病息災など様々な願いを込めて、仙台では以下の
七つ飾りが飾られている。
- … 学問や書道の上達
- 紙衣… 病気や災難の厄除け、裁縫の上達
- 折鶴… 家内安全と健康長寿
- 巾着… 商売繁盛
- 投網… 豊漁・豊作
- 屑篭… 清潔と倹約
- 吹き流し… 織姫の織糸
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