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ヴァーサ号は、世界で唯一現存する17世紀の船舶で、その原形の95%以上が保持
されており、数百もの曲線的な彫刻に彩られたヴァーサ号は、世界有数の観光名所と
なっている。 その名は、強大な『ヴァーサ王朝』にちなんで命名されたもの。

このヴァーサ号を展示している博物館には、9つの展示場、ショップ、レストランがあり、
ヴァーサ号に関するビデオ上映は16ヶ国語で視聴可能。 ヴァーサ博物館は、
スカンジナビア諸国の博物館の中では、最多の来館者数を誇り、ストックホルムの
観光の目玉のひとつ。
 


ヴァーサ号は、スウェーデン海軍で用いられた排水量1,210トン、64門の大砲を持つ
戦列艦。 グスタフ・アドルフによって、1626年に建造開始。 1628年8月10日に
竣工した。
 
元々、砲甲板は一つの予定であったが、途中で二つに増やされたために重心が高く
なった。 処女航海の際には、波が穏やかであったが、安定性を欠いた状態でマストに
帆を張ったために、沖で吹いた一陣の風によって、バランスを崩して横転沈没した。

ヴァーサ号は沈没当時、150名の乗組員が乗船しており、そのうち30~50名を道連れ
にして、海底へと沈んで行った。 この後、ヴァーサ号は、1956年に引き上げられたが、
フナクイムシ等が生息しない低温の海中に沈んでいたため、船体や調度などが非常に
良く原形を残しており、当時の戦列艦の姿、建造方法、設備などを知る貴重な資料を
提供している。



ヴァーサ号は、スウェーデン王グスタフ2世アドルフの指揮の下で建造され、完成
までに2年もの歳月を要した。 ヴァーサ号には3本のマストがあり、10枚もの帆を掲げる
事が可能だった。 完成時において、ヴァーサ号は過去に類を見ない最も強大な船舶の
1つと言われた。

沈没の原因は、国王が通常を上回る大砲を積載したいと考えために、船舶の寸法が
不適切となったため。 元々、ヴァーサ号は背の高い構造をしており、大砲用に2つの
包囲型デッキを備えていたため、船底には、安定性を保つために大きな石が積み
込まれていた。 しかし、上部が重過ぎたために、安定航行のための構造が不十分と
なっていたため。
 
vasa-museum

当時のスウェーデンは、ポーランドと長年に渡って敵対していたため、ヴァーサ号の
建造が進められたものと考えられる。 当時、ポーランドを統治していたのは、
スウェーデン国王の従兄弟であるシギスムンド王で、かつては、スウェーデンの評議員
であったが、カトリック信仰のために退位させられたもの。

ヴァーサ号の引き上げには、数年にも及ぶ準備作業の後、引き上げられたが、これほど
長い期間海水に沈んでいた難破船を未処理のまま放置する事は出来ず、専門家に
よって適切な保存方法が考案されるまでの間、ヴァーサ号には水が噴射された。
その後防腐剤として、ゆっくりと木材に染み込み水分を排出する水溶性の蝋製品、
ポリエチレン・グコールが選択された。 PEGの噴射は、数年に渡り続けられた。

ヴァーサ号の内部は、300年以上にも渡り時が止まった。 ヴァーサ号は、17世紀の
様子を現在へとそのまま伝えているため、世界でも珍しい、非常に貴重な博物館と
なっている。

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