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『ロック・ミー・アマデウス』の世界的なヒット曲で知られる、ファルコは、オーストリア、
ウィーン出身のアーティスト。 当初は、ハードロック・パンクバンドのベーシストとして、
音楽活動を開始したが、1981年にソロアーティストとしてデビューし、『秘密警察』
(原題: Der Kommissar)をヨーロッパでヒットさせる。 この曲はアフター・ザ・ファイアー
による英語バージョンもリリースされ、アメリカでもヒットした。 この曲が出た頃はまだ
ラップやヒップホップという言葉が馴染む前であった。



1985年、『ロック・ミー・アマデウス』(原題: Rock Me Amadeus)をリリース。 刺激的な
ヒップホップのビートに乗せて、モーツァルトの生涯をラップで歌い込んだこの曲は、
地元オーストリアを皮切りに、ヨーロッパ各国でヒットチャート第1位を獲得し、翌1986年
には、アメリカの「Billboard Hot 100」でも第1位の大ヒットを記録する。 アメリカでは、
英語圏出身以外の外国人アーティストが大ヒットを飛ばすのは非常に難しく、しかも、
色物扱いされる類の曲であったが、英語とドイツ語を交互に操ったラップの面白さと、
1984年公開の映画『アマデウス』のヒットを受けた話題性、クラシックの偉人を茶化した
痛快さが、異例の大ヒットにつながったといわれている。



その後は世界的なヒットはなかったものの、オーストリアでは安定した音楽活動を続け、
出したアルバムは国内チャートでほぼ全て1位であった。

1996年にドミニカ共和国に移住。 1998年2月6日、ドミニカ共和国サント・ドミンゴで
自動車事故により死去。 尚、検死結果では、血液中から高濃度のアルコールとコカインが
検出された。 遺体はオーストリアのウィーン中央墓地に埋葬されており、墓には
『Nachtflug』のジャケットに使われた写真が飾られている。



2000年にドイツ・ベルリンでミュージカル『Falco meets Amadeus』が初上演され、その後も
ドイツ語圏各地で上演されている。 没後10年となった2008年には、最後のアルバム名を
タイトルとした伝記映画『Falco - Verdammt wir leben noch!』が製作され、オーストリア、
ドイツ、チェコにて公開(日本では未公開だが2010年にキュリオスコープより
『ROCK ME AMADEUS - ファルコ 運命に翻弄されたスーパースター』のタイトルでDVD
発売)。 2010年10月、ヨーロッパ圏では代表作『Falco 3』の発売25周年を記念して、
スペシャル・エディションがデジタルリマスター盤として再発売された。これは、
『ロック・ミー・アマデウス』が収録された通算3作目のアルバムで、日本盤のタイトルも
『ロック・ミー・アマデウス』であった。

Falco_Grab

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