体育・スポーツ活動における科学技術 - 通称STAPS (sciences et techniques
des activités physiques et sportives) の学士号取得プログラムでは、スポーツの
素質だけではなく、科学的な分析も必要となるため、多彩なプログラムと個性の
創出が必要である。

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【入学資格等】
卒業生は、学士が全体の40%を占めており、技術系学士(23%)を上回って
いる。 入学資格は、既に2年間の高等教育(短大以上)を修了した者。

【STAPS プログラムについて】
STAPS教育プログラムではスポーツの資質が問われるが、体育実技は体育理論を
含めて全体の3分の1(週6時間から10時間)程度に抑えられており、多様な
プログラムを採用し、多角的な活動を目指している。

プログラムには、スポーツ科学、スポーツ実技と技術、それらに関連する科目
(応急処置、コンピュータサイエンス等)に分かれている。 スポーツ科学の
科目の中には、生命科学(生物学、解剖学、生理学、生体力学等)と人間科学
(心理学、社会学、スポーツの歴史等)が含まれる。 後者は、スポーツ実技、
特に、水泳、体操、陸上競技、集団競技スポーツ、ダンス等、さまざまな
競技の技術を学ぶ。
施設によりこの選択科目は異なり、いくつかの課題が課される。 トレーニング
には、コンピュータサイエンス、応用統計学、外国語、コミュニケーション学が
含まれている。 専門コースに関しては、自分のキャリアプランに応じて選択
する。

staps
【各コースの内容】
教育と運動技能: 大学や高校で教師を目指すための教育コース。
スポーツマネジメント: スポーツイベントの開催等を学ぶコース。
スポーツ活動とマネジメント: 高齢者や障害者に対するスポーツ活動の
創造とマネジメントを学コース。
スポーツトレーニング: スポーツ連盟、スポーツクラブ、民間団体、
地方自治体におけるコーチやインストラクターを目指すコース。
人間工学と運動能力: 機器や医学によるアプローチ方法を改善し、
周囲の人的・物的環境を整えて、より快適な環境づくりを目指すコース。

【STAPS プログラム実施大学の一例】

フランス政府は、2018年9月に2,000の新たなプログラムを創設することに
決定した。 このプログラムでは、より高いスキルを持つ者が優先され、
トレーニングは非常に厳しいものとなっている。 スポーツで強くなるため
には、文章能力や口頭による表現能力も備えておかなければならず、科学的
知識も必要となる。

より具体的には、解剖学、生体力学、生理学、APSA(スポーツと芸術)、
社会学、社会心理学と歴史の科目の中から、8つの重要なスキルを自分の
ペースで学ぶことが出来る。

【解剖学から心理学まで】
解剖学では、骨学、関節、および神話の基礎を学ぶことが出来る。 生理学では、
筋肉系の基礎を学部。 APSA陸上競技モジュールでは、訓練に関する技術的な
知識を学ぶことが出来る。 社会科学の一部でもある歴史では、現代スポーツが
どのように形成されたかを知ることが出来る。 心理学では、スポーツ
パフォーマンスとの関わりを学ぶ。

【フランスの国立大学は授業料が無料】
フランスの国立大学は、原則として授業料が無料。

2016年度国立モンペリエ大学の学費の内訳
  1. ディプロム代      134€
  2. 社会保障料       215€
  3. FSDIE*1        16€
  4. 予防医学(公衆衛生費) 5.10€
  5. 図書館使用料      34€
     合計 年間 404.10€ = 53,341円
 
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