オーストリアは、1774年に全国民を対象とする無料の公共教育制度を発足
させた。 識字率、つまり、読み書き出来る成人の割合は、99%に達している。

オーストリアの義務教育は6歳からの9年間で、4年間の基礎学校を終えると、
中学校と一般教育中高等学校の2つのコースに分かれる。 授業は月曜~土曜日の
午前8時~12時、または午後2時までとなっており、義務教育の間は科目が決まって
いるが、6年生からは外国語、コンピュータ、宗教、生物実験、ダンス、チェス等の
選択科目がある。 学校教育の最初の4年間は、フォルクスシューレ(公共の
小学校)で行われる。 フォルクスシューレを卒業した後、一部の学童は8年制の
中等学校で教育を受ける。

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年齢が18歳位になると、入学試験を受けて大学に入る。 その他の学童たちは、
フォルクススシューレ卒業後、4年制のハウプトシューレに進学し、その後、更に
4年間、技術研修所、または、職業訓練所で研修を重ねる。 研修所の中には、
大学進学の道が開かれているものもある。

オーストリアの教育施設の中で最も規模の大きいのは、ウィーン大学で、現在
約3万人以上の学生を擁している。 創立は1365年で、ドイツ語圏で最も古い。
法律、医学、実業、文学、美術等、多くの専門課程がある。 24歳以上の労働者
には、成人教育センターでの教育の道が開けている。

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【言語と文学】
 殆んどのオーストリア国民は、ドイツ語を使っている。 但し、この国のドイツ語
には、多数の外国語の単語が含まれている。 ブルゲンランドにはハンガリー語を
話す人達もいる。 ケルンテンに住む2万人のスロベニア人の多くは、スロベニア語を
使う学校に子供を通わせている。

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