原発事故を起こしても、それを過小評価し、更に原発施設を海外へと輸出しようと
している首相と、原発事故を真摯に受け止め、国内の原発を止めようと努力して
いる首相の違いは、やはり、教育の違いでしょう。 ドイツの場合は、嫌な事は
ハッキリと嫌と言えますが、日本の場合は、何でもうやむやにされるため、状況は
改善されません。
社会を批判するためには、知識が必要ですが、日本の大学教育では、その知識を
与えないどころか、むしろ、何でも上司のいいなりになる人間だけしか評価されません。
その上司の方も、自分の部下が働きやすい環境を整えるのが仕事であるという
意識は一切なく、単に適当に部下を締め上げて、更に上にエスカレートするのが
仕事とされているため、支配社会から脱却出来ません。
日本とドイツとの原発に対する最大の差は、安全が第一なのか、それとも利益が
優先されているかの違いです。
メルケル首相とベルリン工科大学の井上教授とのインタビュー
以下ドイツ大使館からの引用:
メルケル首相はこの度の来日に先駆けて、ベルリン工科大学の井上教授との
インタビューに答えています。 日本の安倍首相とは何度も国際的な舞台で顔を
あわせてはいるものの、久しぶりとなるメルケル首相の今回の訪日では、G7サミットの
議長国としてプログラムを紹介すると同時に、日独2国間の関係ももちろん重要な
テーマとして、様々な議論や意見を交換します。
インタビューに答えています。 日本の安倍首相とは何度も国際的な舞台で顔を
あわせてはいるものの、久しぶりとなるメルケル首相の今回の訪日では、G7サミットの
議長国としてプログラムを紹介すると同時に、日独2国間の関係ももちろん重要な
テーマとして、様々な議論や意見を交換します。
今回は日本の科学者・研究者の方々との対話も行われます。 何百年も前から日本と
ドイツは科学分野で交流があり、現在でも医学のみならず物理や化学の分野にも多く
共通点があります。 意見交換を通し、今後の日独がさらにどう協力していけるか、また
少子高齢化等の共通の問題を抱える2国間にとっていかに科学分野での協力が重要か
等についても話されます。
エネルギー問題についても言及しています。