ドイツ語の初学者は、名詞の性に悩まされ、動詞や形容詞のめまぐるしい
語尾変化に挫折感を感じてしまう。 しかし、その峠を越えて、文法体系を
マスターしてしまえば、後は結構自由自在で、分かりやすい。

西ゲルマン語の代表であるドイツ語は、同系統の英語と異なることろも多く、
まずは、語彙が本来のゲルマン語起源の単語を多く堅持しており、一方の英語は、
ロマンス系の語彙を多く取り入れている。

deutsch

ドイツ語は、動詞が文の2番目に来る(従属節では文末)。 この原則さえ
守っていれば、後は自由な語順となっている。 その他は、語順自由という
日本語とも通じるところがある。 未来のことを表すのも現在形で大丈夫
というところも日本語と似ている。 他にも、複合語を得意、格がある
(日本語の格助詞に相当)、ローマ字発音でかなり通じるなど、日本語話者には、
比較的取り組みやすい言語となっている。

日本人にとって、少々手ごわい発音は、3つのウムラウト(変母音)と、lとrの
区別だろう。 äは、アの口の形でエと、öはオの口の形でエと、üは口唇を
丸めたウの形でイと発音する。 lは舌の先を上の歯茎の裏側に付けて、rは
水なしでうがいをするように口蓋垂(喉仏)を震わせて出すのラ行の音と
なっている。 大聖堂、オーデコロン(ケルンの水の意味)、カーニバルで
有名なケルンは、Kölnと表記する。



【ドイツ語の今】

ドイツ語も他の多くの言語の例にもれず、昨今英語の影響を強く受けている。
それも単語の流入だけではなく、文法にまで及んでいる。 ドイツ語は文法が
複雑と言われているが、それでも簡略化の道を進んでおり、教科書では
再帰動詞として紹介されるIch erinnere mich daran(私はそれを思い出す)が
Ich erinnere das のように一般的な他動詞として使われ、Ich kenne den Student(en)
(私はその学生を知っている) では不規則な語尾変化が消失しつつある。

また、ドイツで最大の外国人居住者のトルコ語が数世代に渡る紆余曲折を
経ながら新しいドイツ語の形成に一役買っている。 それに加えて、若者言葉の
革新性も入りつつ、伝統的な造語力も今尚健在となっている。

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