アベノミクスによる、『失業率の改善』の話は、完全にデマカセで、人権費用を抑える
ために、大手企業は、複数の人材紹介会社、多い時には、5~6社に対して、完全に
同じ内容の求人の依頼を、何度も何度も繰り返して出しているため、実際の求人
倍率は、その5分の1程度と見るのが妥当なところ。

長い間仕事を探し続けた結果、結局まともな安定した仕事が全く見つからず、職探しを
諦めた人たちも大勢居ます。 デパ地下へ行くと、景気が明らかに後退している事が
分かります。 これから先は、老舗デパートと言えども、潰れる可能性が非常に高く、
そもそも、デパ地下などという贅沢極まりない場所へ行けるのは、40代後半以降の、
いわゆる、『バブル入社組み』以前の世代だけであって、それ以外の世代は、100円
ショップやドン・キ・ホーテ他での格安での買い物がメインとなっています。

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ブラック企業以外のまともな『正社員』になれる可能性すら既にほとんどないため、
この先も日本の景気は萎縮して行くばかりです。 日本国民自体も、国内で貯めた
お金を海外で惜しげもなく使うという行動を特に何も考えずに平気で行っているため、
日本国内には、まともなお金すら落ちません。

お金とは、経済の血液のようなものです。 体内の血の巡りが悪くなると、さまざまな
症状が体に現れますが、今の日本が正にその状態です。  日本国内で販売されて
いる製品の後ろに記載されている『製造国』に至っては、『Made in China』、
『Made in Korea』、『Made in Malaysia』、『Made in VIetnam』他に、続々と切り
替わっています。 これは、日本国内の製造業が、根こそぎ、海外へ流出した事を
意味しています。

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失業をした元派遣社員や、年齢制限により、再就職が困難な人たちの行き着く
場所は、実際のところ、『生活保護』しか残らないのが現実なのにも関わらず、
政府は、率先して、そのような、最後の社会的な『サイフティーネット』ですら、安易に
バッサリと切捨てようとしています。 仕事が見つからないのも自己責任、低収入
なのも自己責任、この国は、元々、責任と言うものがない筈なのにも関わらず、
このような状態にまで追い込まれるのは、本来、責任を取らなければならない
責任者が、その責任を全て放棄して、何もかも丸投げをしているからに他なりません。

雇用が極端に不安定な挙句の果てに、今春からは、増税まで課せられているため、
国民の生活はますます厳しさを増す一方で、極々一部の富裕者層だけは、そんな
世間の苦しみなどお構いなしに、どんどん海外へと出掛けては、有り余ったお金で、
海外の『可哀想な子供たち』を助けるボランティア活動をしては、自己満足を満たして
います。

直ぐ目の前に居る筈の、『可哀想な派遣社員』に対しては、情け容赦せずに、次々と
人材を切捨てては、新たに別の人材を据えての繰り返し。 可哀想な海外の子供を
救う前に、直ぐ目の前の可哀想な派遣社員を救わない限り、この国の15年後は、
自殺と生活保護だらけの国になってしまいます。

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人通り少ないデパ地下。 日本のデパ地下が危ない!

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