700年代に後半になると、スベア人をはじめとするスウェーデン、ノルウェー、
デンマークの氏族たちは、ヨーロッパの北部沿岸を襲うようになり、バイキングと
呼ばれた。 バイキングとは、彼らの使っていた古代スカンジナビア語で『海賊』を
意味する。 彼らは、バイキング船に乗って、遠くスペインやイタリアまでも
襲撃した。 後にはヨーロッパ人として最初に大西洋を横断し、北アメリカ大陸に
到達した。

彼らの多くは、人を襲い、盗みを働くだけの海賊だったが、なかには、辿り着いた
場所に定住して農民となる者もいた。 更に、商人になる者もいた。 スウェーデンの
バイキングは、バルト海を渡ってヨーロッパの川へと船を進め、内陸まで入って
行った。 そして、奴隷、ハチミツ、毛皮、琥珀などの交易で富を成して行った。

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【キリスト教の国】

キリスト教の宣教師達が最初にスウェーデンにやって来たのは、800年代から
900年代の頃となっている。 1008年、ヴェスティルイェータランドの王、
オーロフ・シュットコンヌングが洗礼を受けた。 オーロフは、自らを
スウェーデン国王と名乗った。 オーロフや後継の王達はが多神教徒と戦い、
1100年代にスウェーデンは、キリスト教の国となった。

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【貿易と同盟】
1300年代になると、スウェーデンでは、ドイツの商人が勢力を持つようになった。
彼らは、北ドイツに基盤を置く承認の組合、ハンザ同盟に属する商人だった。
ハンザ同盟の商人達は、ストックホルムと度とランド島のビスビューに拠点を
設けていた。 その他にも交易都市が発展して行った。 スウェーデンの貴族は
裕福になり、権力も強くなった。

1389年、スウェーデンの貴族達が国王アルブレヒトに対して反乱を起こした。
貴族達を後押ししたのは、ノルウェーのマルグレーテ女王で、女王はデンマークも
支配していた。 アルブレヒトは破れ、1397年、マルグレーテの姪の息子である
エリクが、スウェーデンとノルウェーとデンマークの王となる同盟が結ばれ、
エリクがカルマルで即位した。

このカルマル同盟を結んだ3国の間で争いが起きた。 1471年にスウェーデンが
デンマークの国王クリスチャン1世を倒した。 1520年には、デンマーク国王
クリスチャン2世がスウェーデンを侵略した。 クリスチャン2世は、スウェーデンの
貴族達を晩餐会に招き、82人の貴族を打ち首にした。 これは、
『ストックホルムの大虐殺』として知られている。

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