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ヤドランカ・ストヤコヴィッチ(Jadranka Stojaković) は、20年以上にも渡り、
日本を拠点に活動をしていたシンガーソングライター、並びに、歌手。
ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)のサラエボ出身。 16歳の時に
ドイツに住んでいた叔父のジャズグループに加わり、ベースとボーカルを担当。
その後、フィロゾフスキー大学で心理学を専攻し、卒業後、更にサラエボ国立
美術大学で絵画を学んだ。
1984年、サラエボオリンピックのメインテーマ曲を作詞、作曲、自らその
テーマ曲を歌い、一躍ユーゴスラビアの国民的歌手となる。 以前から日本文化、
特に浮世絵、俳句に興味を抱き、日本でレコーディングを行なうために来日
するが、その間に祖国ボスニアでの内戦が酷くなり、それ以降、日本を活動の
中心として活動を続けていたが、2009年にステージで大怪我を負い、その後、
クロアチアでの仕事へと向かうが、病状が悪化し、ボスニアでのリハビリ生活を
始めるが、難病のASLである事が医師から告げられ、現在は、ボスニアの
スルプスカ共和国の中心地である、バニャ・ルーカで病気療養のため、
入院生活を送っている。
日本で発表したアルバムでは、母国語のセルビア・クロアチア語以外にも英語、
日本語でも歌っており、NHK教育『あつまれ! じゃんけんぽん』の主題歌や、
TBS『神々の詩』の挿入歌等も手掛けている。 2001年には、坂本龍一が呼び
かけた『地雷ZERO』キャンペーンにもボーカリストとして参加、TBS
『NEWS23』にも出演し、注目を集めた。
歌手だけではなく、画家としても幅広く活躍をしており、ここ数年では、
イギリスの有名誌SONGLiNES誌でヤドランカの曲が代表曲として収録された
CDが2007年度の年間ベストアルバムに選ばれ、ヨーロッパで話題となった。
2009年6月には、国から40年間音楽分野で貢献したことが評価され、日本では
文化勲章にあたる賞が与えられた。 映画『魂萌え!』の主題歌の他、2009年
4月からのテレビ東京系列の報道ドキュメンタリー番組『ルビコンの決断』の
テーマソングも歌っている。
2011年4月には、NHK『みんなのうた』において、母国ボスニアの民族楽器名を
タイトルに冠した『誰かがサズを弾いていた』がオンエアされた。
2016年5月3日、入院先のバニャ・ルーカで、65歳の人生を閉じた。 東日本
大震災発生直後に帰国したため、常に被災地を気に掛け、最後まで日本を
愛した人生でした。
「日本の全てが好き」ALSの歌姫が伝えたいこと
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