アメリカが突如、シリアに空爆を始めた。 この空爆は、トランプ大統領の
命令を受けた米軍が行い、巡航ミサイル『トマホーク』59発を、シリア政府軍の
基地に向けて発射した。 この基地は、民間人を化学兵器で攻撃した戦闘機の
拠点だったとしている。

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米国防総省のデービス報道官によると、ミサイルは米東部標準時の午後8時40分
(現地時間の午前4時40分)、基地の活動が最も少ない時刻に発射され、航空機や
格納庫、ガソリンなどの倉庫、弾薬庫、防空システムなどを標的とした。

米軍によるシリアのアサド政権に対する軍事攻撃は初めてで、トランプ大統領は、
アサド政権が化学兵器を使用して攻撃を行ったと断定し、『致死性の神経ガスを
使って、アサドは無力な男性、女性、子供の息の根を止めた』と強調。 対抗措置
として化学兵器攻撃の拠点となった飛行場への攻撃を命じたと明らかにした。

一方、ロシアのプーチン大統領は、この米軍による空爆を『主権国家に対する
侵略だ』、『作り上げられた口実』と非難しており、ロシアとアメリカは、
シリア上空で軍用機が飛び交う空域で事故が発生するのを回避するため、両軍を
直接結ぶホットラインを設置していたが、ロシアはこの合意を停止すると発表した。

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米ロ関係が一気に緊張した形だが、アメリカによる過去の空爆事例を見てみると、
セルビア、イラク、リビア、シリア、ウクライナとアメリカによる一方的な空爆
ばかりで、『世界の警察』を自称するアメリカが己の『平和』を一方的に主張して
介入をして来ると、ろくでもない事しか起こらない。 この事は、広島や長崎を
見ても一目瞭然。

>>アメリカが一方的に決めつける平和とは?

【お勧めの一冊】


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