19世紀のコーヒーの生産で発展したサンパウロ州。 その後も発展を続け、
現在約4,000万人の人口を抱えている。 これは、ブラジル全体の20%以上に
あたる。

そして、州都サンパウロも郊外に向けてどんどん膨らみ、人口は1,000万人
以上となっており、周辺部も含めると、1,500万人を超える大都市へと
変貌した。



サンパウロの街は、常に人、車、建物で溢れており、街のビジネス街や
商業地区には、毎日沢山の人々がやって来る。 幹線道路には、車が列を
つくり、朝夕のラッシュ時ともなれば、通勤ラッシュで大渋滞となる。

サンパウロ中心部にあるサントロ地区とその周辺は、食料市場や雑貨の
卸売り問屋が多く、終日かなりの人出がある。 更に、路上には、露天も
出店しており、非常に賑やかな地区となっている。 中には、無許可で路上
販売を行っている人達も居るが、そのような店の方が、むしろ、安く販売して
いるため、買い物客は、誰もそんなことを気には留めていない。

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サンパウロの北西にあるセアザ卸売市場では、魚介類や野菜等の生鮮
食品の他、植木や生花等が集まっている。 その規模は、南アメリカで
一番となっており、日系人も多く働いている。 特に、野菜、果物、植木、
生花、養鶏は、日系人がブラジルで開拓した分野となっており、それまで、
ブラジルでは野菜や果物を食べる習慣がなかったが、日系人がそれらを
ブラジルに持ち込んだことによって、広まって行ったもの。

日系人が多く集まっているリベルダージ地区では、毎週日曜日、東洋市が
開かれており、この市では、東洋人には懐かしい日本食だけではなく、
盆栽や金魚等の日本の文化を感じさせるものが沢山立ち並んでいる。

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